Jリーグ再開、ことしもサンフレッチェ!

記事の初公開日:2011年 04月 23日

待ちに待ったという感じ。
なにしろ、地方の私の元には、Jリーグの情報がなかなか届かない。
特に、大好きなサンフレッチェ広島の情報はほとんどない。
サンフレッチェも地方のチーム、私も地方在住。
地方と地方は、本当に情報の交換がないことが、こんなことで実感される。
すべてが東京経由になっている。
おのずと東京周辺の情報が中心になっているので、サンフレッチェ広島の情報など、新聞の片隅にも載っていない。

「ペトロビッチ監督」という文字があるので、飛びつくと、今シーズンから浦和の監督・ペトロビッチさんのこと。
「違うでしょう!」
広島のペトロビッチ監督はすでに6シーズンも日本のチームを指揮している、Jリーグでは、ガンバの西野監督についで、長く1チームを率いている監督なのに、ミシャの情報はほとんどない。
「ペトロビッチ監督」と書くのはミシャのことでしょう!
せめてファーストネームのイニシャルを入れて区別すべきでしょう。
これ、先輩への礼儀でしょ!と、勝手に息巻く。
きっと、心の広いミシャは、そんなことなんとも思っていないでしょうけど。
贔屓とは、こんなにおばかさんなことで憤るものなのです。(とほほ…汗)

そのペトロビッチ監督のインタビューが、今週発売されている「週刊サッカーマガジン」に掲載された。
ワールドカップ中から、サッカーライターたちに失望して、サッカー雑誌を買わなくなって10ヶ月。
その間に買ったのは、サッカー批評2冊とエルゴラの季刊とナンバー1冊、ダイジェストの選手名鑑だけ。
W杯前まで、ずっと毎週1,2冊のサッカー雑誌を買っていたのに。
岡田マンセーなライター達への失望は、これほど大きかったし、その後の代表にももう興味はなくなってそのまま。

しかし、広島のペトロビッチ監督のインタビューと聞けば、やはり買ってしまう。
そして、すばらしいインタビュー記事だったと思う。
Jリーグへの警鐘、サッカー選手たちへのアドバイス、そして広島は今後どのように進むのか。
ミシャのサッカー哲学がいかにしっかりとして、広島だけでなくJリーグの未来を見据えているかが、分かりやすく伝わってくる。
考えていること、言うこと、行っていることに矛盾のない監督の話は、こんなに分かりやすく伝わるのかと感動する。

広島のサッカーが魅力的なのは、なぜか。
このインタビューを読めばはっきりと分かるはず。
バルサが好きという人が、広島のサッカーに無関心でいられるはずはないだろう。
先日、W杯開幕時のW中村(俊輔、憲剛)インタビューでも、中村俊輔が、広島についての感想を求められて「(俊輔)個人として好きなサッカーをしている」と言っていた。

中村俊輔の心も動かすサッカーがサンフレッチェ広島にはある。

やはり今年も「サンフレッチェ広島」が、一番のチームになりそう。

俊輔ファンならマリノスだろうと叱られそうだが、サンフレッチェのサッカーの魅力は、捨てがたいんだ。

俊輔は別格なので、マリノスとどのように共鳴していくのか、そこを見たい。
マリノスのキャプテン中村俊輔が、ほんとうにマリノスのキャプテンになれるのか。
そのときは押しも押されもせぬ憎らしいほど強いマリノスを作って欲しい。
俊輔らしくない…傍がそう思いそうだからこそ、それを打ち破った俊輔を見たい。

サッカー好きだからこそ、自分の好きなようにサッカー観戦を楽しもう。
10ヶ月雑誌を見なかったら、そんな楽しみ方ができるようになった。
雑誌の観戦記や採点や批評なんて、たかがライターの感想だもの。
振り回されることもないよね。

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