「マイ ライフ アズ レンサン」(2014/5/26)

記事の初公開日:2014年 05月 26日

6試合勝ちなしが続いていたVファーレン長崎が、アウエー・ファジアーノ岡山戦でとうとう負けてしまった。
所用で試合を見ることができなかったが、J‘sGoalなどの戦評をみても互角以上の戦いをしていたらしい。
久々にスタメンの水永翔馬選手も気持ちの入った戦い方だったらしい。
いつもアタッキングサードまで攻め込むのにそこからシュートが決まらない。今回もそうだったようだ。
高木監督の試合後のコメントにもあったが「ゴールへの最後の、最高のパスがなかなか出来ない」
選手は強い気持ちで闘っている。監督も信頼できる采配をしている。サポーターも精一杯応援している。みんな信じ合って闘っているのに、ゴールだけが遠い。
毎試合、そこのところでフラストレーションがたまってくる。
ホーム戦でスタジアムから帰る時は観戦仲間のSさんたちと「次は勝てるさ」と励まし合い、ヴィヴィくんの可愛さに癒されながら帰って行けるが、アウエー戦は放送見るにしても情報チェックにしてもお一人様だから気持ちが萎える。

実は私、俊輔サポ。
彼のマリノスもつい先日のガンバ戦まで8試合勝利なしだった。
マリノスもVファーレンも勝てない土日が続いて正直ため息の日々が続いていた。
マリノスの方はガンバに勝ったところから、次の鳥栖には負けたが俊輔の豪快シュートが決まるし、中断期前の因縁のアウエー川崎戦では0−3完封と、一足早くフラストレーションから解き放された。
あとはVファーレンの勝利を信じて応援するしかない。

最近、勝てなくて落ち込んだとき浮かんでくるのが「マイ ライフ アズ レンサン」というフレーズ。
昔、「マイ ライフ アズ ア ドッグ」というスウェーデン映画があった。不幸な家庭事情の少年が、「僕の毎日はつらいけれど、人間の都合で人工衛星に乗せられ宇宙で死んだライカ犬のことを思えば、まだ幸せだ」と自分に言い聞かせて、現実を乗り越えていくという少年の成長の物語だった。余談だが、この映画の中にもサッカーが出てきた。
「マイ ライフ アズ レンサン」の「レンサン」は、何を隠そう俳優の大杉蓮さん。
大杉さんは、故郷のJチーム・徳島ヴォルディスの熱心なサポーターで、徳島の試合には毎回参戦しているらしい。
J1初年の徳島は先日やっと1勝したが、3月の開幕からずっと負けっぱなしで、未だもって勝ち点4の現実。
その徳島をスタジアムに行って応援し続けている大杉さんに比べれば、マリノスとVファーレンをいっしょに応援するのはまだまだ幸せなほう。「マイ ライフ アズ レンサン」という私の勝手な造語はそんな意味。

さいわいVファーレン長崎には託せる監督と選手がいる。
高木監督は毎日毎日寝る時間も惜しんでチームが勝つための策を練っているだろうし、選手のだれもが必死で勝とうとしている。間違いなくそんなチームなのだ。だから彼らを応援するサポーターも熱さと優しさを併せ持って後押しをしているのだ。

勝利の女神にすがりつきたいくらい。
女神がちょっとウインクしてくれるとゴールに入っただろうシュートがいくつあったことか〜。
でも女神は冷静だわ。たかが2年生のがんばりよりも、それ以上に苦労したチームにまずは微笑んでいるって感じがする。それが神様としては妥当な選択だしね。
となると、もうラッキーなんて期待せず行くしかないね。
心を強く!スタジアムが一つになって最後まで諦めない。
だから今はまだブーイングの時じゃない。今はまだみんなで選手の後押しをするときなんだと思う。

徳島が1勝したときの大杉蓮さんの歓喜以上のものを手に入れたいなあ。
芸能人と違ってお忍びじゃない普通のおばさんはゲーフラぐらい作って後押ししなきゃね。

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