気にしないで繰り返せトライアンドエラー・翁長聖

記事の活公開日:2018年 08月 04日


札幌戦後、撤収ボラして帰宅。おもむろにTwitter開いたら、なんか翁長選手のメンタル心配だの、決定力がどうのだの、いつもと違ってややネガティブな翁長評があちこちに。
え、翁長くんなにかやったっけ?
いつもの翁長だったよね。
仕掛けてあがって、あげたクロスが大きすぎたり、チャンスのシュートが枠外れたり、たしかにいろいろ足りないところはあった。それでもいつものように飄々と左サイドを駆け上がり、カウンター食らうとジェイにだって食らいついて追いかけるし、スギ様が上がると最終ラインをケアし、1対1を楽しむように仕掛けて、右サイドからの飯尾選手のクロスには誰よりも反応してその場に入るし。最後までバテることもなく闘っていた。とにかくこの日も翁長のプレーは私には楽しかった。
試合が終わっての様子も相当悔しかったのだろういつもより俯き加減だったが、もともとはしゃいだりサービスお手振りするような選手じゃないので気にならなかった。

翌日のTwitterでも、朝からややネガティブな翁長評が流れてきた。厳しく批判するわけではないがなんだか心配だみたいなのが多かった。もう少し自覚を持ってシュートを決めないとというものも。いつもはそんなこと話題にしないような人たちまで言ってるよ。

DAZNで見たら、うーーん、これかもしれない。
札幌が逆転のゴールを決めた時、実況、解説の会話が、かえすがえすも翁長のさっきのシュートが決まっていれば負けにはならなかったと、失点シーンより翁長のゴールの失敗を悔やんでいた。ああ、これを見てたら、普通の人は翁長の責任を大きく捉えるだろうなあ。
お願いです、長崎担当の実況さん、解説さん、名前は言いませんが、もっと長崎よりの実況解説してくださいよ。この日の長崎は取られても取り返し、また取り返しというしぶとさを見せていたじゃないですか。神戸戦からしたら、間違いなく良くなっていたじゃないですか。希望は見えなかったですか?

翁長選手のことをいろいろと言っていたみなさん、心配したり、成長を促すための言葉なんだろうと思います。ただ、これだけはやめてほしいというのが1つありました。
「ツキがなさすぎる、お祓いに行ったらいいのに」
これだけはやめてほしい。
選手は自分の足りない部分は練習して努力して手に入れていく。なかなか実感がなくても自分の努力を信じて力をつけていくものだろう。それを運が悪い人、ツキがない人みたいに言われると、努力ではどうしようもないものになってしまう。良かれと思って言っているのだろうが、もしすごく悩んでる選手だったらこの言葉はものすごくメンタルを傷つけることになると思う。

そして翁長選手にお願いだ!
いろんなことが耳に目に入ってくるだろうけど、とにかく今まで通り走って、飛んで、仕掛けて、相手の一番手強い選手を抑える意気込みで競り合って(実際に抑え込んで、えへん!となって)、相手のギャップに切れ込んで決定期作って、コーナー深く引き込んだ相手に1対1仕掛けて、チャンスと思えば迷わすシュートを打って欲しい。
そう、今まで通りのプレーを続けて欲しい。
いつものように絶対に勝ってやる!と最後まで走って仕掛ける勇気を見せて欲しい。ゴールをはずしたら…と躊躇して横パスなんかしないでいい。
シュートを3回外そうが、私はまたやっちゃたよと笑って見ていられる。だって、4回目にはゴールを決めるはずと思っているから。絶対に4回目のチャンスを作る選手だと信じている。失敗しても諦めないでチャレンジを続ける勇気が翁長選手の持ち味だ。

シャアシャアとしてメンタル強そうに見えるし、かなりクレバーで理性的な選手だということは彼が試合前後やハーフタイムにいつも同じサイドの高杉キャプテンから離れずコミュニケーションをとっている姿からも伝わって来る。
まだ未熟な部分もたくさんだろうが、それよりも予測できない可能性にあふれた選手だ。超ポジティブな期待感を持ってプレーを楽しみたい、そんな選手なんだよ翁長聖は。


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