ハンドは難しい。というよりルールの理解は難しいなあ。

記事の初公開日:2018年 05月 30日

最近うれしいことがあった。
知り合いのサッカー大好き女子高校生が3級審判の試験に合格した。(6月に正式な通知がくるそうだ)
小さい時からVファーレン長崎のゴール裏にいて、知り合った時はたしか小学生だったと思うが今は高校3年生。共学の高校でサッカーしたくてなんと男子サッカー部に入部。それも女子が憧れる女子マネージャーじゃなくて、選手として1からスタートしたそうだ。その子が、毎試合ゴール裏で応援しながら、選手の気持ちや審判の判定が理解できるサポーターになりたいと、審判の勉強を続けていたらしい。
すごいなあ。本当にサッカーを愛しているって、こんなことなんだなあと教えられた気がした。

ジャッジするって難しい。
ルールの正しい理解と瞬時の状況判断などものすごいスキルがいるはずだ。審判の判定の多くは私たちが判断するより正しいし深い。それでも、自分たちが応援するチームに不利な判定があるとついつい審判批判をし、いつのまにか「○○審判はダメだ」などとレッテルを貼って腐しているファンサポーターをたくさん見かける。ついこの間から応援し始めたような人たちがあの審判だから今日はダメだ、などとしたり顔で言っているのを見ると、イラッとしてしまう。

そんな中で、今日出会った記事がとても興味深かった。
例えば「ハンド」。
手にボールが当たっても、すべてが反則ではない。手でボールを“扱う意図”が認められたとき、ハンドの判定となる。
今更ながら、あ〜そうなんだ。と理解した。(⌒-⌒; )

それで思い出すのが、Vファーレン長崎のDF田上選手が攻撃の選手を迎え撃つときの姿勢。
彼はかならず自分の両手を背中に回している。
これはDFの基本中の基本姿勢なのかもしれないが、1対1で攻撃を止めたり遅らせたりするプレーが多い田上選手の姿勢でとても印象に残っている。
基本は手に当てない。当たってもボールを扱う意図がないという姿勢なのね。

ルールの本質を理解するのは難しいけれど、知るとまた楽しみが増える。
今後気になるシーンがあったら、くだんの女子高生に聞いてみよう。

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