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偏愛

 偏愛を突き詰めて、それで食おうとすると、競合がいなくなる。なぜなら、偏愛は突き詰めると、世界にたった一つ、自分だけものになるからだ。それは、他者には真似できず、お金やその他資本を用いて、入手することもできない。偏愛は、唯一無二、己にのみ存在する資本である。ただ、偏愛で食うためには、己のそれと、世の中の求めとを、合わせる微調整が必要である。この「微調整」に、なかなかコツがいる。しかし、一度それが噛み合えば、あとは己の偏愛を突き進めば良い。

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