![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34930861/rectangle_large_type_2_54ea8aba5b2502aabe0a00e0fc951f8d.jpeg?width=800)
Photo by
inagakijunya
良寛の涙
2代目ボンボンで、仕事もせず放蕩三昧の若者がいました。
困り果てたその父親があるとき、良寛に頼みます。
「どうか、うちの息子に説教をして、家業に励むように改心させてほしい」
良寛は、その家にお邪魔し、ご馳走になります。
父親は、いつ良寛が説教を始めてくれるか、今か今かと待っています。
ところが、良寛は一向に説教を始めようとしません。
とうとう良寛がお暇(帰る)することとなります。
放蕩息子に対して、ついに良寛が玄関先で口を開きました。
「どうか、ワシのワラジを結んでおくれ」
息子が良寛の足元にかがんで、結んでいると、冷たいものが手に落ちてきました。
何かと思って、見上げると、
良寛が両目一杯に、涙をためていたのです。
===== 良寛の涙 =====
それ以降、放蕩息子は、改心し、真面目に稼業に精を出すようになりました。
百万言を語らずとも、
相手の魂を揺さぶり、人生を変えさせた
良寛の涙!!
真の教育とはこういうものであろう。
⭐️お読みいただきありがとうございます⭐️
よろしければサポートお願いします。皆様が強運人生を送れるための活動費として使わせていただき、強運・金運が還流するように全力を尽くします!!!