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アジア旅の記憶

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世界中を旅しているように見えて、実は内心は孤独で不安になる瞬間がある。ポジティブな一面だけでなく、リアルな旅の経験を共有します。
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#コラム

留学生なら押さえておきたい!チェンマイの移動手段の選び方と使い方

こんにちは! リラトレトレーナーの前田です! 私は2023年3月にタイ古式マッサージインストラクター資格を取得するために、タイの北部都市、チェンマイに滞在していました。 チェンマイはタイの北部にあり、「北方のバラ」と称される美しい街です。街のいたるところに寺院が点在しており、『タイの京都』とも呼ばれています。 バンコクほど都会化しておらず、自然と街が調和しています。歴史的な建造物が好きな方はハマると思います! そこで今回は、私の留学生活で直面した移動手段、 街中の

【インド】列車旅の楽しみの一つ。念願の「ストリートフード」で現地へ溶け込む。

ナマステ~。 最近、ナマステと共に使われる「ハリオーム」という挨拶を学んだ。 ナマステよりも少し、尊敬の意味が強いようだ。 インドの旅では色々なハプニングも楽しみながら経験でき、旅は順調に進んでいる。 ヨガセンターのレッスンで習っているインドのマントラソングをふとした時に口ずさむようになった(笑) ローカルマーケットをブラリとする。 これは、マーケットで売っていた「ピックル」というピクルスのようなお漬物。 人参、ピーマン、マンゴーやレンコンなど色々な野菜や果物の種

【インド】デリーからジャイサルメールまで寝台列車で17時間|インドの列車は面白い!

私は”ジャイサルメール”という、インド北西部にあるタール砂漠西端の街にいる。 ジャイサルメールの印象は、砂漠の中にある砂の街。乾いていて、暑い。 建物はサンドストーン(砂岩)でできていて、土色。所々に緑もある。土色と緑と広い空を見ていると心がだんだん穏やかになってくる。 人も牛ものんびりとしていて、ゆっくりとした時の流れに身を置くことができる街だ。 ホステルに着くなりオーナーがまずはチャイだといってチャイを出してくれた。 No chai no lifeになりつつある(笑

【インド】旅で出会う人は微笑んでいる|南アジア女子ひとり旅。インド旅行への準備や心構えは?

「旅」のひとつの醍醐味は──。家族や友人、日々の大事な人がいつも笑顔で送り出してくれること。本当に大事にされていると、感じることができます。 2017年秋から2ヶ月のインドひとり旅に出た、ゆうきさんの「世界で笑顔が広がる」紀行文。 今回は、インドの夜行列車に乗り、「砂の城」ジャイサルメールに ”トクベツなラッシー”を探しに行ったお話を、シリーズでお届けします。 旅のはじまり5日後には私はデリーにいる。え、もう? いきたい場所に行ける楽しみと、今は、行く前の準備をひたすらこ

【北京首都国際空港で空港泊は可能か!?】野宿ベストスポットご紹介!

ニューヨーク行きの格安なチケットを手に入れました。 ただし…その…条件とは…経由地である中国で一泊の乗り継ぎをすることです!こんな時、どうしますか? あなたなら。 危なくないの?ベルトコンベアで寝る人は実際に存在するの? おもむろですが、女性一人で北京首都国際空港で空港泊(野宿)は可能か!?という体験記です。 | 北京空港に到着は22:00。 | 翌朝ニューヨークへの出発は8:30。 ① 空港内で宿泊出来る施設を探す ② 思い切って市内まで出てみる ③ 中国ら

【重慶大厦〜ラオス紀行】 相手は変わらない、とらえ方が変わるだけ。東南アジア最後の秘境

「言葉をひとつ覚えただけで、乗り物にひとつ乗れるようになっただけで、これほど自由になれるとは思わなかった。街頭で新聞を買い、小脇に抱えて歩いてると、おじさんおばさんに道を訊かれる事もあります。異国にありながら、異国の人からの特別な関心を示されない。こちらは好奇の目で見ているが、向こうからは少しも見られない。それは、自分が透明人間になっていくような快感があります。」 この言葉は、言わずと知れたバックパッカーのバイブル本である、沢木耕太郎氏の「深夜特急」の中に登場するセリフです

【ソウル】泊まった先はラブホテル?パワーと人情の韓国☆イオ子の不思議な旅日記

今日も屋台で「ジョセヨ~(下さいな)」 ソウルの街角で道を尋ねると、すーごく丁寧に案内してくれたり、時にはお店の外まで出てきて身ぶりで教えてくれたり、本当に親切だ! 泊まった先のラブホテルらしきモーテルはひたすら暗い。 少しだけ、純情が傷付いた気がしていた。 私、ヤマシイ事は何もしないし、閉所恐怖症なので、窓を下さい。 … バックパッカーの旅をしている最中、パリを出たワタクシstudio iota labelのビビリな冒険家・前田サキ(@nagareruiota)

【とりっぷto上海・前編】初めて訪れた中国で目に映る新鮮な光景。(租界、外灘、光のトンネル、豫園商城)

12時、上海虹橋空港に到着。 八角と油が混ざったような濃い香りとともに、太陽の熱ががジワジワと押し寄せてくる。 ここは中国なのだ。 飛行機の中で、西安~ウルムチまでシルクロードの列車旅を見ていた。 空港からホテルまで送迎の車があったのだが、実に「家族連れ46人を待ってから出発」との事で、自分たちで地下鉄に乗って行く事にした。 「地鉄三日票」45元(580円)を窓口で買わなくちゃ。 わたしstudio iota labelのビビリな冒険家・前田サキ(@nagar

タイのカオヤイ国立公園で「世界は美しいかも知れない」と感じた。日本の音楽レーベルを立ち上げるお話し。

「音楽を辞めてしまおうか」 生まれて初めてそう思い始めたのは、 厄年が始まる一ヶ月くらい前からで、それは日々の中でじわじわと影を落とし込んでいった。 すっかり参ってしまっていた。 父と乗っていた車のラジオから、「27歳でネイルの資格を取って31歳で独立した」という女の子のトークが流れてきた。 「物心もつかないうちから毎日音楽をやってきてたのに・・・。この子はたった4年で独立したんだ。」 それはわたしの心を、無惨にもバキバキに割って砕いていくようだった。 予定して

一般的には水上バスで行く三大寺院へ【歩いてみた】バンコクのワット・ポー、ワットアルンへ最寄り駅から歩く方法!

こんばんは、studio iota labelの前田です! バンコクにある三大寺院といえば、ワット・ポー(Wat Pho)、エメラルド寺院(Wat Phra Kaeo)、そして暁の寺 ワットアルン(Wat Arun)です! アクセス方法は、一般的には水上バスワット・ポーならター・ティアンで下船。 ワット・プラケオなら次の船着場ター・チャンで下船。 ワット・アルンへは、ター・ティアンで下船して渡し舟で。 チャオプラヤー・エクスプレス・ボートに乗れば大体の観光スポットに

真冬に熟れるアジア旅 ハノイ

ベトナム・ハノイへとやってきました。 ビービーと鳴り止まないクラクション。 辺りの色はあっという間に夜へと変わっていき、やわらかい灯りがつきはじめました。 おびただしい数のバイクに容赦なくクラクションを浴びせて、ひゅんひゅんと走っていく路線バスは、もはや車道も歩道も関係なくって、 「もっとみんなで順番を待ちながら走ったらいいのに?」 と思っていると、 まるでゲームセンターでのゲームをしているかのような非現実感がありました。(シートベルトが無いのでアウトになったら手

真冬に熟れるアジア旅 重慶マンション ~ 深セン(中国)!

【重慶マンション ~ 深セン(中国)】 「言葉をひとつ覚えただけで、乗り物にひとつ乗れるようになっただけで、これほど自由になれるとは思わなかった。 街頭で新聞を買い、小脇に抱えて歩いてると、おじさんおばさんに道を訊かれる事もあります。 異国にありながら、異国の人からの特別な関心を示されない。 こちらは好奇の目で見ているが、向こうからは少しも見られない。 それは、自分が透明人間になっていくような快感があります。」 言わずと知れたバックパッカーのバイブル本『深夜特急』

真冬に熟れるアジア旅 東南アジア最後の秘境【ラオス】!

【ハノイ ~ ラオス・ルアンパバーン】 東南アジア最後の秘境と言われているラオスは、湿り気のある濃厚な空気が流れています。 街全体が世界遺産として登録されている都市が、ここルアンパバーンです。 山間部の小さな町ですが、欧米人のバックパッカーが多すぎて、 「なにこれ?ルアンパバーンってホントに最後の桃源郷?」 って感じで、ちょっと何処の国に居るか分からなくなってきました。 クラブミュージックがガンガン掛かり、蟻(アリ)の這うベッドで 「わたしは一体何をしているのだ