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ヨーロッパ・北欧旅の記憶

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世界中を旅しているように見えて、実は内心は孤独で不安になる瞬間がある。ポジティブな一面だけでなく、リアルな旅の経験を共有します。
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#ヨーロッパ

【サンティアゴ巡礼の旅】 f5.6ロンドン 音楽は傍に、駆け出す準備は愛の中で。4/4

旅の先輩の背中を追いかけて、超弩級パニック障害をトレーニングで乗り越えスペイン横断に飛び込んだのに、スペイン語の会話が重要になってくる旅に馴染めずアウトサイダー。 でも英語ができるイケてる自分を夢見て、バックパックを背負ったままロンドン留学に臨んだ。なのに手違いで宿ごと取り下げに! 留学を断念し、ロンドンで演奏しながら居候で宿を得ることに。 旅に出る理由なんて「燃料」だからなんでもいい。 つまずきまくり女子の、初の海外生活。 動機なんて車の燃料と同じよ。「旅の先輩の

【サンティアゴ巡礼の旅】英語が話せなかった私がロンドンに行って、やっぱり話せなかった顛末。3/4

ラスト30kmを歩く。サンティアゴ巡礼に出発してから7日目。 するべきことは歩くこと、そしてスペイン語で会話を交わしながら一日の疲れを取ること。それを繰り返します。 「北の道」はイベリア半島の北部を海を臨みながら歩くルートで、巡礼路の前半はアップダウンが多く、意外に厳しい巡礼路です。 前回までの記事👉【サンティアゴ巡礼の旅】すべて歩くと800キロ!飛行機に乗れなかった女子大生が、スペイン横断のスタート地点に今。 バックパックの中に詰めてきたトレッキング用品とドラムステ

【サンティアゴ巡礼の旅】巡礼者が出会い、つながってゆく。合言葉は“ブエン・カミーノ”。2/4

スペインの「ある場所」の写真を見た時から、いつかここへ行くんだろうと導かれていた場所がある。 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路。 フランス国境の町からピレネー山脈を越え、スペイン北部のサンティアゴに向かう巡礼の道。要するに徒歩によるスペイン横断である。 すべて歩くと800キロメートルの距離で、日数は一日平均30キロ歩いても約一ヶ月かかる。 想像も付かない。本当に自分にできるのか? 前回記事👉【サンティアゴ巡礼の旅】すべて歩くと800キロ!飛行機に乗れなかった

【サンティアゴ巡礼の旅】すべて歩くと800キロ!飛行機に乗れなかった女子大生が、スペイン横断のスタート地点に今。1/4

スペインの「ある場所」の写真を見た時から、いつかここへ行くんだろうと導かれていた場所がある。 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路。 フランス国境の町からピレネー山脈を越え、スペイン北部のサンティアゴに向かう巡礼の道。要するに徒歩によるスペイン横断である。 すべて歩くと800キロメートルの距離で、日数は一日平均30キロ歩いても約一ヶ月かかる。 想像も付かない。本当に自分にできるのか? 怯みそうになる気持ちを奮い立たせながら、今そのスタート地点に立とうとしている。

【マンチェスター】イギリスの産業の街!行ってみたいな女一人旅 | 空港から市内まで、世界一美しい図書館。

イギリスのマンチェスターってどんなところ?イングランド北部の中心都市マンチェスターといえば、まずサッカーを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。 しかし、マンチェスターには忘れてはならないもうひとつの顔があります。それは、世界中に影響を及ぼした産業革命がここから始まったということ! マンチェスターには、当時の繁栄を思わせる美しい建築の観光スポットが点在しています。 マンチェスター空港から市内まで 今回は鉄道を使って、マンチェスター空港〜市内中心部マンチェスターピ

【デンマーク】コペンハーゲン"空港から歩ける"水族館。「ブループラネット」という青い地球は、世界最先端のデザイン。

九州ほどしかない小さな国でありながら、世界のデザインをリードするデンマーク。近年人気を集める北欧デザインの中でも、数々の巨匠を輩出し続けるデザイン大国です。 デンマークの家具や日用品の大きな特徴は、シンプルな美しさと機能性、高いデザイン性と技術力を備えていること。 誰もが良質で快適な住まいを持つことを推奨し、真に豊かな暮らしを意識した工夫が、随所に見て取れます。 本日は、デンマーク・コペンハーゲンにある、お出かけスポット。 大自然と近未来的なイメージを融合させた建築デザ

絶景のピーク・ディストリクト国立公園でハイキングを。絶対に行きたい!【イギリス】の超穴場。

イギリス観光地の定番といえば、ピーターラビットでお馴染みの湖水地方だと思いますが、日本のガイドブックにあまり載っていない超穴場があるのです! そこは、豊かな大自然、可愛らしい村々、歴史ある建築物などなど、湖水地方に勝るとも劣らない絶景が広がっています。 マンチェスターから電車で1時間ほどの場所に位置する、 「ピーク・ディストリクト国立公園 (Peak District National Park)」です。 電車と歩きオンリーの旅行者でも、ピーク地方の絶景が見てみたい!

音楽というジャンルのなかで、生き残っていくためにはどうすればいいだろう。作曲家・シベリウス自邸へ。フィンランドの絶景に包まれる【感動のアイノラへの旅】

ほとんどの音楽家がそうであるように、私の人生も大半を音楽が占めていた。 テレビに出ている、日本人ヴァイオリニストの女の子は「花火大会に行った事がない」と語っている。 つまりそういう事だろう。 物心もつかないうちから、同じジャンルをずっとやっているということだ。 これはもう奇跡に近いようで、当たり前すぎてそうでもない。 -トップを走る彼女たちは、倒れるまで練習してるんです。- 入学してすぐに自分はプロのピアニストになれる存在ではないと痛感しました。技術も表現力も別格みたい

【絶対に訪れてほしいロンドンの美術館巡り!】なんでイギリスは美術館・博物館が「無料」なの?

アートは気軽に楽しむものという文化 ロンドンでは町中でアート作品に出会うことができます。イギリスでは日常生活にアートが溢れており、アートに親しむ文化が根づいているように感じます。 イギリスのアートシーンを切り取る上で外せないのがストリートアート。 落書きなんてレベルをはるかに通り越したものばかりで、ストリートアートの完成度の高さにはびっくりします。 ロンドンを中心に活動し「芸術テロリスト」の異名を持つ覆面芸術家、バンクシーの作品にも至る所で出会うことができますね。 ロ

絶対に行きたい!【アイルランド】緑と海の超穴場、絶景の断崖クリフ・ウォークでお散歩を。

【ほんとうに自然が美しい国アイルランド。】 首都ダブリンから列車と歩きだけで訪れる事の出来る絶景の断崖スポットにフォーカスを当てました。 溢れる緑と、北国の海。胸がグーッと動かされ、人生が変わるほどの優しくて切ない旅の風景をご案内します。 … アイルランド観光地の定番といえば、ハリーポッターの撮影でお馴染みのモハーの断崖だと思いますが、 アイルランドらしい緑、碧い海、壮大な自然などなど、 モハーの断崖まで行かずとも、絶景が広がる穴場があるのです! ダブリンから近郊

【世界一楽しいデモがここに?】6/5はドイツのアウトバーンを自転車で走れる日

こんにちは、studio iota labelの前田サキです。 どこまでもまっすぐに続く道。 ドイツのアウトバーンといえば、世界で最も有名な高速道路です。 普段は制限速度は無制限。ということは、もの凄いスピードでも出せちゃうわけです。 また、アウトバーンに料金所はありません。無料でアウトバーンを走ることができるのです。 一度は走ってみたいですね! 1年に一度だけ、アウトバーンを自転車で走る事ができる!年に一度の環境フェスティバルに合わせて、毎年行われている自転車の

絶対に行きたい!【イギリス】の超穴場。絶景のピーク・ディストリクト国立公園でハイキングを。

イギリス観光地の定番といえば、ピーターラビットでお馴染みの湖水地方だと思いますが、 豊かな大自然、可愛らしい村々、歴史ある建築物などなど、湖水地方に勝るとも劣らない絶景が広がる超穴場があるのです! 出典 http://www.sheknows.com/living/articles/1072197/12-best-places-in-the-uk-to-watch-the-sunrise … マンチェスターから電車で1時間ほどの場所に位置する、 「ピーク・ディストリ

食えない音楽家。五枚の源泉徴収票の先の、体当たりの自由まで。

わたしの机には、5つの会社から届いた源泉徴収票が揺らめいていた。 さて、さて。 これは昨年、5つの会社で働かせてもらっていたという事を意味している。当たり前だけれど。(※これは2016年初頭の執筆記事。) 週7日なにかしら働いて、夜は演奏して、 帰宅するとレッスンの準備をして、 ひと月10万円程度。 「前田サンって何が趣味なのー?」 「音楽をやっています」 「あら、食べられないからここで働いてるのね。大変だものね。」 「………………………………………………う

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イオ子☆なつの白夜のフィンランド観察日記