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私の部屋には小さなすりガラスの窓しかない。
大きな窓から夜景でも、夜空でも、宇宙でもなんでもいいので外の景色を見たかった。私はどこへだって行くよ。人工的な眠気の狭間にて。ふとんの底へひっぱられて沈む。

投稿として、プレゼンとして、おしゃべりとして、孤独を見せ合って、深夜に見る映画と一緒に私の体内に流れ続ける誰か。ふと流れた一滴の涙が白いシャツについたけど洗っても取れなかった。
あの時はああするしかなかったと自分に優しくして、夜にカップラーメンを啜る。

そそいだ分だけ育つガジュマルの木のようになりたい。新しい葉を沢山つけて、つやつやとひかる。
轟音と叫びは心をざわつかせるだけで、私には雨と風の音だけで十分だった。沢山の会話より、深い哲学が1つあればよかった。
私が素粒子だったとき。それはきっと自由に震えてとびまわっていたのかもしれない。
私がテストに書いた間違いのある数式のように、私自身が存在している。

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