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剥がれかけたたまご色の壁紙に真っ青なペンキを丁寧に塗った
荷物を捨てる 随分と殺風景な部屋だ

丸くこの世界が循環して 減った分足される 
私の体から水分が抜けてゆき 代わりに言葉を注ぐ
今日オリオリオン座流星群が見えるそうだ
だけど街は明るすぎる
悲しみを引き連れている愛と対峙して
ゆらゆらゆれている僕 頭を抱えてている。
地上から180メートル
車のヘッドライトとビルの明かり
あの景色をずっと忘れないだろう
全てのことに無駄なんてない

ある膨大な空間と
0がいくつもある時間の・に過ぎない今を望遠鏡で眺めている
無数の・  流れる・  消える・

秋は晴天 鼻を渇かす冷んやりとした空気が
運動会のピストルの音と重なる
いつもの道を歩きながら 
5年ほどで形を何度も変え続ける心象について思い返していた
この世界は私の頭の中よりも明るい
暖かい人たちがそこにいた
私に笑いかけて 肯定してくれる人がいた
まだ疑心暗鬼になったり
暗闇がちらっとこっちを覗いていたりするけれど
外の空気を吸って歩いて行こう
一人の時間を抱きしめる
フシューと窓の外で地球がため息をついた


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文章力は才能だーって適当な考えでいたけど、一回ちゃんと言葉の勉強をする。逃避行してたけど、現実にピントが少しづつあってきたような。
恋人と別れてしまったけど、少し体が軽くなった気もしていて、気づかないうちに自分を抑圧していたのかもしれない。
暗いことを考える時間も減ってきて、たまに吐きだしながら、このまま真っ直ぐでいたいと思う。

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