- 運営しているクリエイター
記事一覧
冒険小説『タイトル未定』(1)
*
晴れ渡る青空に、空中で浮かぶ島の自然が美しい。
それに似つかわしくない銀色の物体が飛行している。六頭身ほどの剣を持った銀色の巨人である。フォルムは流線形で、どこか攻撃的な印象を受けるそれは、赤い鱗をした竜に猛追されていた。
竜が火炎を放つ。燃えている、と形容するのは生ぬるく、語弊ができそうなほどのレーザーに近いそのエナジー。
銀色の巨人は振り返らずにそれを避けた。まるで後ろに目がつい
*
晴れ渡る青空に、空中で浮かぶ島の自然が美しい。
それに似つかわしくない銀色の物体が飛行している。六頭身ほどの剣を持った銀色の巨人である。フォルムは流線形で、どこか攻撃的な印象を受けるそれは、赤い鱗をした竜に猛追されていた。
竜が火炎を放つ。燃えている、と形容するのは生ぬるく、語弊ができそうなほどのレーザーに近いそのエナジー。
銀色の巨人は振り返らずにそれを避けた。まるで後ろに目がつい