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東京港フェリーターミナルゆきのバスに乗ってきた!

2021年12月20日(月)より運行開始!

12月も半分すぎるかすぎないかという時期に突然新路線の情報がわいてきた。それが今回乗った路線「東京駅~東京港フェリーターミナル線」だ。いや~運行開始日近いし、びっくりしちゃったわよ!

JRバス関東HPでの告知

東京駅から東京湖フェリーターミナルまで行く途中で、りんかい線の国際展示場駅と東京ビッグサイトにも立ち寄ってくれるという。フェリーの発着に合わせてのダイヤ設定になっているのだろうかと思っていたが、なんと一日13往復!しかも全便フェリーターミナル乗り入れ!時刻表みてびっくりしちゃったわよ!
(ダイヤの詳細は↓のJRバス関東公式サイトをご確認ください)

東京駅発の初便に乗るぞ!

通勤のついでに初便に乗るということで朝5時起きで極寒の茨城より東京駅までやってきました。初便は八重洲南口高速バスターミナルの8番のりばに入線するため、少し早足で乗り場へと向かった。

7:20発8番のりばの東京ビッグサイト方面と案内が出ている

乗り場に到着!

発車の20分前くらいだっただろうか、乗り場に到着するとすでに同士の姿が…オタクの朝は早いのである。5名程度が並ぶ列の一番後ろについた。座席定員制で先着順のため、予約の必要はなく乗車時に運賃を支払い空いている席へと座る。

乗り場には各路線の乗車列の案内板とロープがある

いよいよバスが入線!

発車10分前…何が来るかな~と土器がムネムネしてきたところで、入ってきたのがこの子。土浦ナンバーのフルカラーLED車?なんか見覚えがあるぞ?

H657-19408(土浦支社)

そうです。つくば号でお馴染みのこの車両。最近はつくば号やひたち号だけではなく、柏の葉キャンパス方面の新路線にも回されるこの車両。こんなところでも会っちゃったわよ!

案内表示器の下にはつくば号・ひたち号に関する案内が…

東京駅を発車!

7:20定刻、同士7人ほどを乗せて八重洲を出発。どんなルートを通るのかわからぬまま外堀通りへと入り南進する。どこかで首都高にでも入るのかとキョロキョロしてしまう。京橋を過ぎ、さらに新富町を過ぎる。この時点でなんとなく下道でずっと向かいそうな気がしてくる。しばらくすると築地市場跡地がみえてきた。ここまでは信号や渋滞に巻き込まれながらで定刻での到着は難しいんじゃないかと思うくらいの進み具合。だが、ここから先がすごかった。築地市場の跡地を貫く環二通りへ進入。

豊洲大橋からはレインボーブリッジがよく見えた

一気に豊洲市場方面へと進んでいき、ゆりかもめの有明テニスの森駅を通過。その先、首都高速湾岸線を越えるとすぐ、りんかい線の国際展示場駅に入った。朝の時間帯で環二までの道のりで渋滞に巻き込まれたことが影響し5分程度の遅れで到着であった(もっと遅れるのではないかと思っていたので優秀)。

はとバスと大きく書かれているが、その下に小さく当路線の案内が…

国際展示場駅ののりばはぱっと見ではわかりにくいが、両方向ともロータリーの2番のりばに停車する。客扱い後そのまま東京ビッグサイトへと乗り入れる。東京ビッグサイト内のバスターミナル1番のりばに両方向とも乗り入れる。ここまで乗り入れてくれれば大きな荷物を持っていても問題なし。
そして、このバス停の次が終点の東京港フェリーターミナルだ。
港周辺の倉庫が立ち並ぶ物流トラックしかいない中をJRバスが軽快に進んでいく。そして5分ほどの遅れのまま終点のフェリーターミナルに到着した。

東京港フェリーターミナルバス停付近の様子

同士のほとんどはこのバス停まで乗車し、記念撮影を始めた。私も折り返しの発車時間まで周辺をうろちょろし、奇妙な動きをするオタクたちを眺めていた。
フェリーがないこの時間に乗り入れても誰もいないだろうと思っていたが、企業バスから降りてくる人がちらほらといたため、誰もいないというわけではなかった。また、そのバスから降りてきた港関係者(?)の数人がバス停の案内を食い入るように見ていた。もしかしたらこういう人たちの東京駅方面への移動需要を取り込もうと??

まだピカピカの東京港フェリーターミナルバス停

まとめ

フェリー利用者にとっては大変便利な路線であるが、経由地を見ていると何かを感じてしまう。そういえば年末にはコミケがある。このコミケ前に滑り込みで開設されたこの路線。現地までの移動手段として新たな選択肢となったわけだが、どういう人に向いているだろうか。どのあたりの層を狙った路線なのだろうか。個人的に感じた他の東京駅~東京ビッグサイトまでの交通手段と比べたメリット&デメリットをまとめてみる。
(他の交通手段としては、都バス、ゆりかもめやりんかい線などの鉄道利用を想定している)

  • メリット

    • 東京駅から乗り換えなし!

    • IC運賃なら350円と鉄道より安い!

    • 必ず座れる!

    • トイレ、フリーWi-Fiあり!

    • 大きな荷物があってもトランクルームに預けられる!

  • デメリット

    • 交通渋滞の影響(特に混雑する平日朝晩は遅れそう)

    • 先着順のため満席の場合は乗れない

    • 本数が少ない(1時間に1本程度)

    • 都バスの210円に比べると少し高い

    • 東京駅以外国際展示場駅まで途中バス停はない

以上を考えると、東京駅利用者に絞った座席定員制の楽々移動バスという特徴がみえる。特に東京駅は地方からの新幹線利用者の多い駅、確かに長距離を大きな荷物を持ってイベント会場へ向かう人が多そうではある。あと一歩のところで乗り換えあり&絶対に座れないであろう鉄道で行くか、大きな荷物を抱え超満員の都バスに乗り込むか、とどちらも救われない感じであったが、ここに高速バスタイプの楽々移動バスという選択肢が生えてきたわけである。ワイなら乗ります。

というようなことを得意気に申し上げましたが、すべては今日の朝東京駅に行けば分かります。ワイみたいな人間できっと溢れかえっていることでしょう。

結論:新幹線から降りてくる大きな荷物を持ったイベント参加者でごった返す

おまけ

(ネタバレ注意!)バスのルートはこんな感じだったよ。

東京駅~東京港フェリーターミナル線のルート


















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