準備をしながら考えたこと 1
昨年、美濃市で行われた事業創出プログラムUDATSUBITOに参加し、発案した事業を実践するために、数ヶ月前、noteでこの準備室を始めました。
結果から言うと、実践にいたりませんでした。
実践する手前で、色々な考えに触れたことで自分の中で変化があり、実現したい世界をある程度絞って(固定して)、行動を起こせませんでした(事業の実践にはそうした基盤のようなものが必要と考えていました)。
何かについて調べて深めていくほど、自分が何をしたいのかが良く分からなくなり、未だに整理がついていません。
許容量を超えたインプットをしたことによるのか、サイズの合わない問題への対処の仕方そのものを変えたくなり、また、自分の立ち位置を再認識するのに時間がかかりました。安易に答えを出しにいくようなことがしたくないという、所謂自分でハードルをあげてしまう状態になり、今も足りない頭からなんとか絞りだすように文字にしています。
なかなか答えの出ない時間を過ごす中で、事業の実践にあたり関係しそうな書籍を読んだり考えに触れていくと、自分の問題意識や既に分かっていた物事に対する認識の変化が起こり、新しい仕事につながるなど、事業の実践が無かったとはいえ意味のある時間ではなかったかなと考えています。(とにかく行動を優先する考えもありましたが、自分の考えや振る舞いがどれも根本的に違和感を感じていたのと、普段の仕事である自分に向き合う制作<グラフィックデザイン>とは違い、事業は協働となるはずなので、会話や文章を通じて他者に伝えていくには、回り道であったとしても、やはり書籍などを通じてのインプットは必要だと考えました。)
こうして自分を観察するように、私の興味関心事、デザインの領域に対して元々考えていた事、2023年にUDATSUBITOを通して経験した事、そして今年、事業の実践は伴わなかったとしても思考を繰り返した事。それによって考え方もうつろう様に変わっていきました。
この”うつろい”の輪郭が形を持ち始めるなど、具体化したものも出てきたので、何だかはっきりとは分かっていないままですが、「分からない」ということも含めて受け止め、文字にしてみようと思います。
(結局、よく分からないことになったとしても。)