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自治会って、そろそろ限界じゃないですか。

たぶんこの方の対応は正解だと思います。自治会の仕組みは全国的にそろそろ限界です。

街の環境整備や公共福祉の問題を持ち出すと、「それは自治体の仕事だろ!税金払ってんだぞ!」って凄む人がいますが、それはぜんぜん勉強不足で、実はかなりのことを自治体が自治会に依存してるケースは多いです。

ゴミも地域にもよると思いますが、うちの地域も収集は市でやってくれるけど、囲いやカラス避けネットなどは自治会の管理です。だから、自治会を抜けて自分でゴミ捨て場を設置するというのは理にかなった対応だと思います。

雪国だと致命的に問題になるのが、除排雪ですよね。
自治会に入らない人の分を自治会費を払ってる人が負担してるんだから、それは村八分になってもしょうがないと思うし、自治会がどんなに良好な運営をしていても逃げ得である以上解決しません。

できる対策としては、市税を一律あげて、全て市の対応でやるというのが良いと思うのですが、なぜか、そういう動きにはならないのが不思議です。

市役所だって、今の人員でやればとうぜん人手不足でしょうから、その分職員を増やして自治業務に充てれば良いと思うのです。

財政のやりくりができないとか、市職員ではこれ以上人手が割けないということなら、そもそも、それだけの労力をタダで押しつけていたことに問題有るわけですし、「仕事してるんだから自治会に協力できない」という市民の声に応えるとするなら、市税として納めて協力してもらうというのは、市と市民の関係としてもそれほど悪い取引ではないように思います。ただし、金額的には相当なものかもしれませんね。

ざっくりですけど、江別市は世帯数約6万、そのうち自治会加入は三分の二ですから、4万世帯。うちの自治会費も地域差があるとは思いますが、ここの地区は除排雪の費用を含めて8400円。単純にかけ算すると3億円以上になります。ただし、人件費は含まれておらず、僅かな活動費で、ほとんどの業務をボランティアでまかなっています。

今まで自治会がやっていた業務を市職員、または委託業者が遂行しようとすれば、莫大な額がかかるのは想像に難くありません。

つまり、自治会費として集めている金額よりも、市税とした場合はどう考えても高額になるのは間違いないのですが、自治会に協力してくれる人をもう少し手厚く市で囲って、国や都道府県がやっているように、非正規の市職員という位置づけに出来ないのかなとも思います。

超過累進税率で自治会費相当を徴収した場合、それは公平なのか平等なのかという問題も出てきますよね。これは単に想像ですが、全国的に市税の相場というのは当然あるでしょうし、なんとなくでも自治会が機能しているのであれば、長年の慣習でやってもらい、腫れ物には触らない方がいいみたいな感覚はあるのだと思います。

そろそろ、自治会の存在が悪い or 未加入者が悪いの二元論ではなくて、地域に必要な業務を誰が担うかということを建設的に話し合う時期に来ているのだと思います。

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