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【長岡雑記帳】2019年秋・上越妙高駅探訪記(気取り)

 今から2年前の2019年秋、noteの下書きに書き付けたままとうとう放置状態になってしまった1日旅の記録のうち、上越妙高駅の部分をようやくここに公開する。あれから2年経ち、駅周辺では5Gラボという新たな動きもあって、尚更に興味深い場所になって来た。そんな場所に関して2年前はどんなふうに眺めたかを、駅とフルサットの部分には留まるが、ご一読頂けると有難い。

 2016年に初めて上越妙高駅に出掛けた。理由は単純に、「周辺がどうなっているのか見てみたかった」から。それから時が過ぎたこの時もまた動機はほぼ同じだ。しかし、「周辺が(3年経って)どうなっているのか見てみたかった」という風に、動機の中に時の経過も含まれるようになった。

 滞在は、けれども1時間に留まったので、2016年からの3年間での変化を語るには不十分過ぎるといっても良い。とはいえ、コメダ珈琲店が出来ていたり、ホテルやマンションなどが建っていたり、或いは建設中だったりと、少なからず変化が起こっているのは見ることが出来た。その上で、まだまだこれからか、という印象もあった。

 ……とはいうものの、新潟駅や長岡駅みたいにはいかない事情もある。上越市の場合、中心市街地の駅は高田駅と直江津駅の2つ。そこに市役所の最寄りの春日山駅、そして上越妙高駅を足せば、都市の中心となる駅が4つもあることになる。

 幾つもの中心を既に抱えている中で出来た新たな中心、それを如何に大きくしていけるか。上越妙高駅の周辺の抱える課題はまだ多いのかも知れない。

 さてこれは、上越妙高駅前のフルサット。幾つものコンテナ群で構成された商店街である。

 実はこれが出来てちょっとした話題になった時、私はあまり感心を持てなかった。「何故新幹線の駅の近くにコンテナを建てる必要が?」とすら思っていた。新幹線駅といえば、どうしても長岡や新潟のそれを思い浮かべてしまうのだった。県内三大都市の上越なのに……と。

 しかし、もう既に述べたように、上越市には高田駅や直江津駅がある以上、それらを猛スピードで超えることは容易ではない。上越妙高駅は新しい場所なりのやり方で攻めるしかないのだ。この3年余りで、そんなことに今更気がついた。そういう視点で改めてみると、フルサットは実はとても面白い挑戦だったのだということがよく分かる。

 いやぁ、映える映える。実にオシャレな空間で、コンテナの色の統一感や、コンテナ群を繋ぐ屋根も見ていて楽しい。「新幹線駅といえばやっぱりビル群っしょ」と思っていた自分が馬鹿らしく思えてくる。

 ちなみに上の画像は、フルサットの店舗の一つ「すヰーつねこじ」の「義の塩キャラメルクレープ」である。

 正直なことを言うと、飲食店以外の店もあった方が良いな……と思う。でも、土地の面積などを考えるとこれ以上の増設は難しいのかも知れない。いずれにせよ、頑張れフルサット!

 上越妙高駅の部分はここまでである。
 その日はこの次に高田駅の周辺を見物し、長岡へ戻って知り合いの展示会を見物した。今後機会があればこの2つを取り上げる事にしたい。

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