大人になってから泳ぎをマスターしたいと思っている方へ

前回まで水泳に必要な能力を高めるための方法などを子供にフォーカスをあてて投稿しました。

今回は大人編です。最後までお付き合いください。

最初に言っておきますが、これからする話にはクロールの手の動かし方の解説やバタフライはどうすれば泳げるなどの具体的なスキルの話は一切出てきません。これらのことはプールにいるインストラクターに直接聞いてください。

私が今回お伝えするのは、泳ぎを習うときに意識してほしいことです。

それは、目標を持つです。

子供のレッスンでは進級テストという明確な目標が設定されています。

しかし、大人の場合は年齢や体力、通える頻度などはまちまちなので全員が同じ目標を持つというのは難しいです。

なので、自分の年齢や体力に応じた目標を設定してそれに合ったレッスンに参加する。あるいは自分の目標をインストラクターに聞いてもらってどんな練習をすればいいか、どのレッスンを選べばいいかを相談してください。

どう目標を設定していいか分からなければインストラクターにそのように相談してみたらいいと思います。「自分の年齢や体力ならどれくらいを目標にすればいいですか?」と。

そうすれば、「まずはこれくらいを目標にすればいいんじゃないですか?」とアドバイスをもらえるはずです。どのレッスンに参加すればいいのかもそのときに一緒に聞いてみるといいと思います。

相談するときに気を付けてほしいことがひとつあります。それはインストラクターを困らせる質問をしないということです。

それは次の質問です。

「腰が痛いんですけど平泳ぎやバタフライはできないですか?」「肩が痛いんですけどクロールの腕をぐるぐる回す動きをしても問題ないですか?」

この手の質問をする人は実は結構多いんです。

このような類いの質問をされるとインストラクターは非常に困ります。

なぜかというと水泳指導者は泳ぎを教えるプロであっても痛みを診断する専門家ではないからです。

痛いけど泳いでも大丈夫?と聞かれても専門外のことなので答えようがないわけです。

痛みの原因は様々なので簡単に大丈夫とは言いにくいんです。それによって症状が悪化してしまう可能性もあるからです。

なのでもし痛みがある場合は痛みの原因などを診断してくれるところへ行って、水泳のような身体の動きをしても大丈夫かどうかを聞きましょう。

インストラクターは何でも知っていると思い込んでいる人は案外多いです。

総理大臣でさえも自分では分からないことは専門家に意見を求めるものです。

質問をする前にその人が何の専門家なのかをしっかり見極めましょうね。

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