長岡利和/スイミングインストラクター

水泳指導、スタジオレッスン、子供の運動神経向上のための運動遊びの指導をしています長岡利…

長岡利和/スイミングインストラクター

水泳指導、スタジオレッスン、子供の運動神経向上のための運動遊びの指導をしています長岡利和です。日頃の活動を通して学んだ気付きなどをジャンルを問わず色々書いていこうと思います。

最近の記事

水の事故を防ぐために覚えておくべきこと

今回は世の中の全ての人に読んでほしいことです。水の事故を防ぐための5ヶ条。 ①溺れている人を発見したら119番をする。110番をしてしまい救助が遅れてしまう例が全国で多く発生している。警察は溺れている人を助ける訓練は受けていない。 ②訓練を受けていない人が溺れている人を助けるのは思った以上に難しい。助けに行った人が一緒に溺れるという例が多くある。水の中に入って助けることは避ける。浮き輪などの浮力のあるものを使うなどの助け方をする。正義感で助けに行ってしまわないように。泳ぎ

    • 笑顔について思うこと

      よく笑顔が少ない人に「笑顔は大切だよ。なぜかというと・・・。」と笑顔が大切な理由を説明する人がいます。 覚えておいてください。笑顔が少ない人は笑顔が大切な理由を知らないから笑顔になってないとは限りません。 知ってるけど気持ちに余裕がないとつい怖い顔になってしまう。そんなときに理由を説明されると分かってるのに出来てない自分を認識してしまい落ち込み、余計笑顔になれません。 分かってないからそうなのか。分かってるけどそうなってしまっているのか。どちらかによって人との接し方は変

      • 学歴について思うこと

        今回は水泳の話ではありません。長い間思っていたことを文章にしてみました。 高学歴=高収入という図式は、現代において必ずしも成り立つものではないことはほとんどの人が認識している。“採用基準に学歴はあまり関係がありません”と言っている企業も少なくない。 しかし、採用する側の“学歴は関係ない”という主張は気を付けないとせっかく応募してきた人を傷付けてしまう可能性がある。 私が就職活動をしていたとき、ある会社の説明会でこんなことを言われたことがある。 「何か質問はありますか?

        • 子供集団指導で心がけていること

           今回は子供集団指導で普段、私が心がけていることを簡単にまとめてみました。全部で10個です。指導者の方は参考になれば嬉しいです。 ①言葉での説明は最小限にする  子供は大人よりも知っている言葉が少ない。たくさん説明するのは指導者の自己満足。 ②テンションの高すぎる指導をしない  高すぎるテンションは時として事故を招く ③褒めれば伸びると単純に考えない  褒め方を間違えると逆効果 ④説得、説教はしない  説得をされても嫌なものは嫌が子供。注意をしないといけないときは短時

        水の事故を防ぐために覚えておくべきこと

          指導者によって言うことが違うときの対処法

          私の専門の水泳に限らず、同じことを教えていても指導者によって言っていることが違うことはよくあります。教えてもらう側としてはちょっと混乱してしまいますよね。こんな時どうすればいいのでしょうか? バタ足を教わっているとします。ひとりの指導者からこう教わりました。 「バタ足は膝を伸ばして腿の付け根から脚を大きく上下に動かしましょう。」 そして、別の日に違う指導者がこう説明しました。 「バタ足は膝を伸ばしてなるべく遠くの水を足の甲で蹴るイメージで、あまり大きく動かさずに小さめ

          指導者によって言うことが違うときの対処法

          水泳はやせるのか?

          「水泳って痩せるんですか?」「水泳って痩せるイメージがあります。」 水泳指導者の私がよく言われることです。今回はこれについて私の考えを書きます。 結論から言うと、痩せる場合もあれば痩せない場合もあります。 今まで私が水泳を通じて出会ったたくさんの方の中には、水泳をして痩せた方は何人かいます。これだけ聞くと「なんだやっぱり痩せるんだ!」と思うかもしれませんね。 でも、私が知っている水泳で痩せた人はみんな競泳の厳しいトレーニングをして痩せた人たち。つまり、運動量が半端なく

          大人になってから泳ぎをマスターしたいと思っている方へ

          前回まで水泳に必要な能力を高めるための方法などを子供にフォーカスをあてて投稿しました。 今回は大人編です。最後までお付き合いください。 最初に言っておきますが、これからする話にはクロールの手の動かし方の解説やバタフライはどうすれば泳げるなどの具体的なスキルの話は一切出てきません。これらのことはプールにいるインストラクターに直接聞いてください。 私が今回お伝えするのは、泳ぎを習うときに意識してほしいことです。 それは、目標を持つです。 子供のレッスンでは進級テストとい

          大人になってから泳ぎをマスターしたいと思っている方へ

          水泳指導である私が伝えたいこと

          今回は第4回目の投稿です。 水遊びが大切ということをこれまでの投稿でお伝えしてきました。 私がスイミングスクールに生徒として通っていた頃(約20年以上前)は自由遊びの時間というものがありました。 1ヶ月に1回進級テストがあり、そのテストが早く終われば余った時間で自由にプールで遊ぶことが出来たんです。 まだ充分に泳げないレベルのクラスでは自由遊びは危険なので、自由遊びがあったのは4泳法がある程度泳げるようになったクラスのみでした。 当時はこの遊びの時間がすごく楽しみで

          水泳指導である私が伝えたいこと

          水遊びの注意点

          前回までで、水に対する適応力を高めるために自由に水遊びをさせることが重要だというお話をしました。 でも、ただ単に自由に遊ばせればいいわけではありません。注意すべきことはあります。 今回は水遊びをさせるときの注意点3つをご紹介します。 ① 段階的に経験させること 水の特性(浮力、抵抗、水圧、水温)は水に触れることがないと経験できない、いわば非日常的な感覚です。 もし、これらの特性が身体に対して強く働くと人によっては恐怖を感じます。 流れの強い、水温が低い、水深の深い

          水泳に必要な能力その2

          前回、水泳をする土台作りに水遊びが重要だお伝えしました。 こう話すとほぼ100%受ける質問があります。 「どんな水遊びをさせればいいですか?」 もうこれ本当に定番の質問です。 子供のためを思っての質問だとは思います。 少しでも子供の力になりたい。 気持ちはよーく分かります。 しかし、残念ながらこの質問をした時点でちょっと落とし穴にはまってしまってるんですよ。 どういうことか説明しますね。 水遊びの目的は、水の特性(浮力、抵抗、水圧、水温)を

          水泳に必要な能力

          ①自己紹介 スイミングインストラクターの長岡利和です。 関西で水泳指導、子供の体幹トレーニング、スタジオレッスンの3 本柱で活動をしています。 日頃の活動で感じていること、世の中に伝えたいことをnoteに書いていきたいと思います。 ②人気の習い事であるスイミング 世の中にはたくさんの習い事があります。野球、サッカー、体操、塾、ピアノ等々。その中でも水泳は親が習わせたい習い事のNo.1です。 今の子供たちの中でスイミングスクールに通っている子は全体の約30~40%