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『才能と障がい~子どもがもたらす運命の問いかけ』ミヒャエラ・グレックラー著
障がいや才能とどのように向かい合うのか?
確実に言えることは、性格や後の人生の成功は、
その人の持っている能力や欠陥で決まるわけではないということです。
むしろその人が自分の得意とすることや苦手なこと、
つまり能力や障がいとのつきあい方を、
どのような方法で学んだかということが重要になるのです。
自己教育能力、
つまり自分の行動を自分でかじ取りできる能力こそが
一番大事な才能であり、
その能力によって私たちは、
社会のいろいろな分野で自分を保つことができるだけでなく、
自分を常に進歩させることができるのです。
その能力が欠けていると、
仕事や私生活に非常に深刻な障がいが生じることがあります。
『才能と障がい
子どもがもたらす運命の問いかけ 』
の前書きからです。
この本は、障がいのある子どもだけでなく、
非常に優れた才能のある子どもによく起こりうる問題も取り上げています。
つまり、『全ての子供の教育』に関わる内容と言っても良いでしょう。
人間は誰であっても、
その人だけに特別で欠けるところのない『自我』を持って、
「何かを学びたい」、
「成し遂げたい」と思ってこの地上に降りてきます。
今世で、より多く学びたいと強く望む『自我』は、
より大きな試練を選ぶかも知れません。
そのような考え方から、『試練』は『試練』のままで良いという考えが、
広まっているようにも感じられます。
私たちの人生にとって、最も大切なことは、
その試練に対して、どのように立ち向かうのかだと思います。
『才能』も『恵まれ過ぎた環境』も、試練のうちの一つです。
子どもの成長を考えるとき、
目の前の子どもの全てをしっかり見つめること。
そして、頭・心・体のバランスを取ることが何よりも大切です。
苦手にばかり注目しすぎても、
得意なことに注目しすぎても、
子どもは、自分自身が生まれてきた意味を思い出すことが困難になります。
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発達に関係するような本は常に相当量を読み続けていますが、 オススメとして上げているのは、余程、気に入った。役に立った。 と、いうものばかり…
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