『マシュマロ・テスト 成功する子・しない子』
子どもの自制心について考えるとき、よく引き合いに出されるのが、
『マシュマロ・テスト』ですね。
4~5歳児の目の前に、マシュマロなど本人の好きなおやつを置き、
食べることを一定時間(最長20分)我慢すれば、
2倍のおやつがもらえるという検査です。
これが我慢できた子は、生涯にわたって良い影響があったことが非常に話題になりました。
例えば、大学進学適性検査の点数、青年期の社会的認知機能の評価、
肥満指数、自尊心、中毒などに関することです。
このテストは、あまりにも多く、引用されて、
なんとなく、その部分だけが強調されていることも多い気がします。
この検査に関連するものは、その後も50年以上、多岐にわたって数多く行われているそうです。
その最も重要なポイントは、
『では、どうすれば子どもの自制心を育てられるのか?』
と、いうことだと思います。
上の記述だけ見ると、 『4~5歳で我慢できることがとても大事』
と、だけ誤解されるかもしれません。
ところが、実は、その場で、
『待ち時間に何か楽しいことを考えると良いよ』
と助言するだけで、平均10分以上待つことができたそうです。
また、『このお菓子は、写真だと思っても良いよ』
と、言うと18分待てたそうです。
『マシュマロ・テスト 成功する子・しない子』
は、本当に興味深い研究が一杯詰まった1冊です。
☆『自制心』と『自分はできる!』と、いう気持ちの関係。
☆ 一歳半の時にお母さんとしばらく離れることができるかどうかと
『マシュマロテスト』の関係。
☆ ホットな感情に振り回されずに、
冷却して認知することをどのように教えるか。
など、色々なヒントが見える本だと思います。
子どもの自制心は、どうして生涯にわたって人生に影響を与えるののか?
子どもの自制心をどのように育てれば良いのか?
気になる人は、是非読んでみてください。
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