見出し画像

『発達障害』と言われる子どもが、どんどん増え続けています。

私自身は、以前は『発達障害』という言葉を出来るだけ使わないようにしていました。

一旦『発達障害』という言葉を使ってしまうと、
①先天性の障害
②障害は生涯にわたる 
と、思い込む人がほとんどだからです。 

これは、私が今まで出会って来た子ども達の状態とは
あまりにも違っていました。

『発達障害』という診断を受けた子どもでも、発達のつまずきが無くなることで、やり残していた課題が次々に改善していき、問題も無くなっていきます。

ですから、どうしても『発達障害』という言葉を使えなかったのです。

とはいえ実際に、『発達障害ですよ』と診断された子ども。
自閉症スペクトラム(ASD)
学習障害(LD)
注意欠陥多動性障害(ADHD)
発達性協調運動障害(DCD)
発達性読み書き障害(ディスレクシア)、
などなどと診断された子どもが今、非常に沢山いるわけです。

そして、『先天性』『生涯にわたる』という定義のために、
一体どうしたらよいのかが見えてこなくて
苦しんでいるお子さんや親御さんがおられるのです。

ですから、私自身がそれを『先天性』『生涯にわたる』と、
考えていなかったとしても、
『発達障害』という言葉を使わざるを得ないと考え
この言葉を使うことにしようと決心したのです。
 

子どもの発達の問題を考えるときに
2つのことを明確に区別する必要があります。

それは
【発達のつまずきの問題】
【持って生まれた問題】です。

ここから先は

2,803字
この記事のみ ¥ 250

もし、お役に立ったことがあれば、サポートをお願いします。 子ども達の発達を伝える活動に活用させて頂きます。