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赤ちゃんの夜泣きと見れなかった日の出


随分前のお話になりますが、次女の夜泣きには、本当に泣かされました。

長女が赤ちゃんの時はとってもよく寝てくれただけに
『どうしてなんだろう?』って、悩みました。

夜泣きの辛さは、経験した人でないとなかなか分かりにくいことだと思います。

どんなに赤ん坊のことを愛おしく、大事に思っていても、
睡眠を一方的に奪い取られると、
自分が何者であるかさえもう分からなくなってきます。

まともに考えることも感じることもできなくなってくるのです。

次女の場合パターンは、いつも同じでした。

抱きかかえて、ゆすったり、トントンとかるくたたいたり、
歌を歌ったりすると、スヤスヤと寝息を立てて眠る。

それで10分ぐらいして『もう大丈夫だな』とベッドにそっと寝かせて、
そのままトントンとたたいたり様子を見たりしていると、
すぐに目を覚まして泣いてしまう。

そこでまた抱っこして、今度は眠ってから、もっと長い間抱っこしている。
そして、そーーーーーーっと寝かせるとまた泣き出す。
その夜は、何回ぐらい繰り返したのか見当もつきません。

時計を見ると4時を回っていました。
その時、私は
『もうすぐ日が昇る。朝日が見れる。
 今日はもう眠らずに、この子を抱っこしたまま日の出を見よう。』
 そう思ったのです。

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