築14年の中古住宅に決めた理由

中古住宅を購入して住み始めました。築14年のおうちです。


今住んでいる土地は宅地造成があちこちで進んでいるからか、一軒家に住むことになったと言うと決まって「(家)建てたの?」と聞かれます。そこで「いえ、中古でいいお家があったので」と返すと、無言になり少しの気まずさが。日本人は新築の割合が高いので少数派なんでしょうが、なぜか私の周りは中古の一軒家なりマンションを購入する人が一定数いたので全然気にならず。いや、すぐに「日本ではこうだけど◯◯だけど、欧米では・・・」って言う人苦手だったのに自分がなっている不思議はありますけれど。

どうして中古住宅にしたかというと、まず巷では家を3回建ててようやく気にいる家が建つ、とか言うので実家か賃貸マンションにしか住んだことのない夫と私では、終の住処をデザインするには経験が足らないと思いました。そして人生100年時代なら35年で寿命を迎える木造住宅を今40歳で持つこと自体がリスクじゃないかと。75歳で老朽化した家を持っているより、60歳で終の住処(できればそれなりにデザインした平家)に住めればいいなと。あと、私の実家が元々叔父が住むつもりで建て替えしてる途中に叔父が仕事で渡米してしまい。末っ子だったのに父が継ぐことになったという経緯で、なんだか不本意だし自分たちらしさにこだわらず住み続ける両親の姿を見ていた、私の生い立ちも関係しているような気がします。

そして、たまたま住んでいた賃貸マンションの近くの幼稚園に上の子が通い出してわかったのですが、ここはいわゆる文京エリアになるらしく、地元の公立小中も教育レベルが高いとのこと。公立、私立高校も自転車圏内に多数あるので高校生になっても通学は楽できそうだし、探し当てた物件はスーパーから徒歩1分の好立地。

この立地なら、もし夫と離れて暮らす生活に無理が来ても貸すか売るかできるだろう、という見込みで購入を決意した訳です。お値段はそこそこ。同学区・ほぼ同じ平米の建売を見た時はおいおい、、と思いましたが土地代を差っ引いて建物代がおそらく新築の1/2〜2/3くらいなのかなと。導線や間取りがきちんと考えてある注文住宅なので、自分たちで建てたら本当にいい値段になっていたと思います。

要は、子供たちが高校卒業までの長い仮住まいの予定ってことです。その先は、その頃の空き地事情や地価、子供の進学先によって考えていかないといけないなと思ってます。老後はできれば暖かい土地で暮らしたいけど、住環境だけでなく人間関係が変わるのもストレスだろうし、とりあえずその辺りはあまり考えず、夫の辞令がいつくるのか(って赤紙みたいで嫌ですね)って思いながらボチボチ生活しています。


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