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【小海】中学校でのフィールドレコーディング特別授業

NAGANO ORGANIC AIR小海では、10月3日〜4日にかけて蓮沼執太さんの3回目の滞在が行われました。今回は小海町中学校の2学年を対象に、蓮沼さんによる特別授業を実施しました。

小海中学校は小海町・北相木村・南相木村による組合立の中学校です。


■事前オンライン授業
今回の蓮沼さんによる特別授業では、蓮沼さんがリサーチの中で着目した小海町・北相木村・南相木村を流れる”川”や”水”に題材にした授業を行いました。
10月の特別授業に先駆け、7月22日にはオンラインによる事前授業を実施。生徒の皆さんには、10月の特別授業までに、手持ちのタブレット端末を使って町村内を流れる川の音を録音・撮影するよう、蓮沼さんから宿題が出されました。(以上 文:藤澤智徳)

オンライン授業の様子

■当日の授業
今回の授業のゴールは、生徒の皆さんそれぞれの水の音の記録を発表し、実際に録画をした場所を示したマップを完成させること。最初に蓮沼さんがデモンストレーションがてら、ご自身が普段の録音に使う機材も紹介しつつ、小海町で録音した音を発表してくださいました。

中学生がなかなか見ることのない機材を見せてくれました。

続いて、生徒たちは地図の上の自分自身の撮影スポットにシールを貼りつけて発表をしていきます。各々の映像を見ながら、蓮沼さんがコメントをしたり、その場所で撮影した理由を尋ねたりしていきます。
家から近かったから、水が綺麗なところだから、誰も行かないと思ったところだから、思い出の場所だから…1人ひとりのこだわりも垣間見えます。場所の選び方だけでなく、画角や水面の近さ、撮影の時間帯など、撮った生徒さんの個性やセンスが映像によく表れていました。

撮ってきた1分の録画について発表していきます。

今回の宿題で皆さんが撮って来た音の映像は、蓮沼さんが繋げて1つの作品にしていく予定です。ひとつの川から様々な支流が出ているように、川のように繋がった各地点の音がを聴けるのが楽しみです。

完成した小海中学校の採音マップ。

(以上 文:鈴木彩華)


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