【池田】『記録と記憶』を映す滞在〜パルコde美術館編〜
9月13日から19日まで、平原慎太郎さんたちの3回目の滞在。平原さんとOrganWorksのメンバーでもある池上さん、村井さん、小松さんとクリエーションを行いました!
今回は、前回の滞在でお会いした池田町在住のアーティスト千田泰広さんの作品《Brocken5》にて撮影をした様子を書いた「パルコde美術館」編と、前回から引き続き、広津の伝統芸能や楡室神社をリサーチと記録撮影した「広津」編でお届けします!!
では、「パルコde美術館」編スタート✨
▲千田泰広さん《Brocken5》
千田さんは現在、松本市美術館×松本PARCO「パルコde美術館」に参加中。千田さんの作品《Brocken5》にて平原さんたちの映像撮影を行いました!
その撮影の稽古のため、今回は松本にある上土劇場と池田町にある池田町交流センターかえでにご協力いただきました。
▲上土劇場
▲池田町交流センターかえで
稽古は1時間弱のアップから始まり、身体の隅から隅まで起こしていきます。
それから創作に入っていきます。平原さんの発想を基に、4人で身体を合わせていきます。「ここをこうしたらこうなるかも」とアイデアを出し合いながら創作は進んでいきます。
今回は「学生団体 広津の杜」のお二人とのスペシャルセッションも!加藤なぎさんが桶太鼓と柄太鼓で、宮田紀英さんは篠笛で、平原さんたちのダンスとコラボしました。伝統的な楽器と前衛的なダンスの組み合わせにワクワクしました。今後このセッションがどうなるか楽しみです
▲加藤なぎさん
▲宮田紀英さん
そして、毎日の創作の積み重ねを経て、千田泰広さんの作品《Brocken5》での撮影へ。4日間、昼と夜に撮影しました。
今回の千田さんの作品は、太陽が照らす昼間と微かな月の光がある夜では違う顔をします。また、晴れている日と雨の日でもまた違います。平原さんたちの身体は《Brocken5》の表情に合わせてというより自然と合うかのように、動きを創っていきました。目視では見えにくい動きもカメラ越しに見ると輪郭が見えてきます。緊張感のある繊細な空間でした。作品の外も使い、ある種の箱と穴をキーワードに撮影していました。
無事に撮影は終了しました。
千田さん、「パルコde美術館」の学芸員の皆様のご協力ありがとうございました!
記念にパシャリ📷
次の記事は「広津」編です!
(文:石坂杏子)