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【池田】『記憶と記録』を繋ぐ滞在〜広津編〜

滞在最終日。平原慎太郎さんとOrganWorksのメンバーの池上さん•村井さん•小松さんは再び広津に訪れました。
楡室神社はすっかり秋模様になっていました。葉が色づき始めていて、天気も良く陽の光が差し込んでいて暖かい印象でした。

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今回は、神楽殿での最終撮影です。
OrganWorksのメンバーの皆さんの撮影から始まりました。楡室神社の雰囲気を大切にしながら1人ずつ神楽殿の周りで撮りました。

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そして、学生団体「広津の社」のメンバーである宮田紀英さんと加藤なぎさんによるお囃子の演奏の撮影へ。宮田さんと加藤さんの間には前回見せていただいた獅子を。今年は奉納が行われなかった分、平原さんたちなりの奉納の形を試みたのです。

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ちょうどこの時に神楽殿に陽が差し込んできていて、獅子を照らしていました。
篠笛の宮田さんと太鼓の加藤さんの息の合った演奏が楡室神社を柔らかく包み込んでいて、舞台上で獅子が舞い踊っているかのように見えました。伝統である獅子舞を、広津の文化を、これからも受け継ごうとする若者たちの演奏はその場にいる私たちの心に響きました。

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撮影は無事にクランクアップ!記念に1枚✨

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<まとめ>
4回の滞在を経てテーマとなった『記憶と記録』
現在、どの地域でも問題となっている”過疎”や”伝統文化の衰退”。その中で学生団体「広津の社」のメンバーが中心に広津の獅子舞をVHSから譜面を起こし演奏をして、文化の記憶を残そうとしています。
そのことを池田に訪れたアーティストの平原さんが知ったことで、平原さんたちのフィルターを通して小学校の子供たちに”文化”が繋がれていくことに感じました。

過去ー現在ー未来は繋がっていて、過去を大切にすることで生まれるものがあると思います。来年こそは獅子舞が観れるといいなと思います。そして、そこに子供たちが集まることを願って。

平原さんたちと池田町の「記録と記憶」はこれかもきっと繋がっていくと思います。その時まで。

(文:石坂杏子)

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