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【茅野】DAY1〜小宮の御柱見学編〜

9月25日(日)
茅野駅の目の前に位置する塚原区の犬射原社での御柱祭が執り行われました。
春、諏訪大社の御柱祭が終わると、秋には各地区の氏神様などの「小宮(こみや)」で御柱祭が行われます。

前日夜に茅野に入られた、森下真樹さん。
予定では25日は御柱を見学し、翌日26日から八ヶ岳登山を始めることになっていましたが、予報では二日目と最終日が曇りのち雨・・。
茅野市民館の久保さん、同行するスタッフとともに相談し、御柱を見学した後、里曳きが終わってからその日中に登山口へ向かうことになりました。
予定変更に伴い、歩くコースを少しカットすることに。


前日までの曇天と打って変わって、ピカピカの青空のなか
朝8時に綱渡り神事を見学します。

茅野市民館に長年繋がりがあるという白澤光明さんが祭典委員長を勤めている地区の曳行ということもあり、神事も目の前で見せていただき、御柱を引くのも小綱を持たせていただいたり・・

諏訪大社の御柱は、大人木遣と子ども木遣がありましたがこちらの小宮は子ども木遣のみ。
(御柱を引くための掛け声を木遣、きやりと呼びます)

御柱に乗るのも子どものみ。
綱を縛るにも、神事を行うにも「7年に一度というのは、伝統を受け継ぐにはぎりぎりの期間」という言葉を思い出します。


予定より少し遅れて10時頃区民館の前で休憩です。
森下さんと同行したスタッフも御柱に乗せていただきました・・!

お茶や菓子パンが配られ、参加する皆さんと同じものを食べ、一緒に休憩します。


犬射原社までの途中にある天満宮に、さらに小さな御柱が子どもたちの手により建てられました。
どんなに小さなお宮でも、こうして大事に大事に神事を行い建てられるのですね。

ここで、茅野市民館の後町さんから興味深いお話を伺いました。
お社にも神様がいるはずなのに、その周りをさらに神様である御柱が守っているということが不思議だなと思っていたのですが、
どちらかというと「御柱が建つことによって、そこに神様が降りてくる、というか神聖な神様のおわす場所になる」という感覚が個人的にはあるそうで。
このお話には森下さんも興味津々。


さて、犬射原社の御柱はもう、お社の目の前に到着。

入り口はめどでこ(前と後ろにつくV字型の木の柱)を外し、ここは鉢巻姿の男たちが掛け声と共に勢いよく一気に引き入れます。

オレンジメガフォンを持って、白澤さんも大活躍。

冠落としの神事も終わり、あとは建てる準備。
実際に建て始めるのは約2時間後。

この後、山に入る森下さんはそろそろ登山口へ向かわなくてはなりません。
残念ながら、御柱の見学はここまで。
あとは、下山後無事に建ったところをお参りに来ます。

さあ、いよいよ「我々の本番」。
白駒池登山口へ向かいます。

(文・村上 梓)

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