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【茅野】念願のおふたり揃っての滞在!〜石川直樹さん編〜

NAGANO ORGANIC AIR茅野地域は、さまざまな事情で8月・9月と予定されていた滞在が延期になってしまっていました。前回は、石川さんが八ヶ岳登山リサーチ、森下さんがワークショップと、それぞれ違うタイミングで滞在され、顔を合わせることが叶いませんでした。

6月末日に行ったキックオフサロンでZoomの画面越しに森下さんと石川さんがお話をされ、夏の八ヶ岳登山でまた会いましょう!と意気込んでいたものの感染状況の悪化により、延期・・それ以来、茅野でおふたりが揃うことはありませんでした。

そのため今回は待ちに待った、揃っての滞在。初日の11月11日に石川さんの講演会、2日目に森下さんのダンスワークショップと盛り沢山です!

いらっしゃったお客さまは、延期が重なっていたこともあり、非常に心待ちにされていたようです。石川さんの「虹のヘビと八ヶ岳」〜いままでの旅、これからの旅〜は18:30開演。茅野・諏訪地域だけでなく県内外問わず、たくさんのお客さまがいらっしゃいました。

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▲100名近いお客さまが石川さんのお話に耳を傾けます

自己紹介として、エベレスト登頂のことから世界を旅したことまで写真や動画を交えながらお話しいただきました。そして、今年リサーチで訪れた「八ヶ岳エリア」での体験も・・

「虹のヘビ」とは、なんなのか。遠く、オーストラリアの原住民アボリジニの文化に伝わる伝承で、石川さんが大切にしている「ソングライン」というブルース・チャトウィンの著作に書かれているそうです。八ヶ岳の文化に通じるところを感じ、今回のタイトルに選んだとのこと。

諏訪地域に伝わる「ミシャグジ信仰」「冷山の巨大黒曜石の露頭」「稗之底古村」などなど・・かなりディープな話題にまで話が及びました。

様々な地域を旅している石川さんだからこそ、発見できること・感じられること。気付かないところで私たちの暮らしや文化は世界と繋がっているのかも知れない・・。そんなことを考えました。

そして休憩を挟み、後半は森下さんとのクロストーク。

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▲踊っちゃいました!(やはり)

今日のお客さまは「石川さんの講演会を聞きに来ているから」と、遠慮気味だった森下さんでしたが、だからこそと言いますか、自己紹介はやはり身体表現で。

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▲おふたりで回った茅野のこと、初めての富士登山から、「大・山岳ショウ!」のことまで、お話は尽きません。

※「大・山岳ショウ」とは森下さんの「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』全楽章を踊る」という作品で”第三楽章”を石川さんが振り付けをされた際のタイトルです。

翌日の森下さんのダンスワークショップでは、今日のキーワードをテーマにして進めたいとのこと。一生懸命森下さんはメモを取っていらっしゃいました。そのメモを見て、石川さんから「今踊ってみてほしい」との要望が・・!

長野県の立体地図を元に、即興で踊っていただきました!地図からダンスが生まれるとは・・でも、確かにあのダンスは「長野県の立体地図」だなぁ、と思うような表現なのでした。

最後に参加された方から、いくつか質問を受け付けこの日は終了。

地元の方にとっては、住む場所として、暮らしの中心としてあるこの八ヶ岳・茅野エリアを「石川直樹の視点」というフィルターを通して新しく発見することができる・・。このNAGANO ORGANIC AIRの本質を見た気がしました。


さて、明日は森下真樹さんのターン!どんな1日になるのでしょうか。

(文・村上梓)

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