見出し画像

ぬくもり

新しい詩を書きました。この間の詩と兄弟のような詩です。最近、詩を書く事で癒されているということに気がつきました。

「ぬくもり」

ぬくもりに包まれていた時
私は幼くて
見上げたあなたの顔
何も言わず 顔も見えない

ぬくもりを忘れた時
私は幼すぎた
手紙の届かない街で
何も言わず 前だけを見ていた

あなたは今幼すぎて
少し震えている

あなたは今孤独だけど
孤立することはない

座りながら眠る部屋の片隅で
旅に出たあなたの胸には
きっと春の風が吹いている

#詩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?