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スーパーカブ110でもよかったのかなと言ったら君の選択は正しかったんだと言われた

 MTの四輪車を練習した日の夕食時。子どもは塾から帰れずにいたので夫婦二人だけで先に済ませようとしていました。

 この日の日中、夫はアドレスv100で買い物に行ってました。近くのレンタルビデオ店へDVDを返却するだけだったので、さらっと乗れてヒラヒラと運転できるスクーターはとても便利に思えました。

 いいよねぇ100cc、私も欲しいなぁと思う時があるよ、あの時スーパーカブ110でもよかったのかなと思わず言ってしまいました。

 すると夫は急に固い表情で「いや、君はC125を選んでよかったんだ。110を買ってたら今頃…。」と言いました。

 おいおい、何を急にそんなシリアスになって、と続きを聞いてみました。

 夫の思うところによると

 私がスーパーカブ110を買って乗るようになる
 ↓
 110ccでは色々つらくて大変だと私が感じるようになる
 ↓
 でも私にとってバイクは楽しいから上の排気量のものが欲しくなる
 ↓
 「私、限定解除して普通自動二輪免許を取る」とか言い出す
 ↓
 普通自動二輪免許をとったからと私がデカいバイクを買ってくる
 ↓
 オレの好みじゃないバイクが家に来る
 ↓
 オレつまらない

 「オレつまらない」は前にも聞いていたのです。
 以前カブが欲しいと私が言ったとき、初めは夫に反対されました。
 

 あんなビジネスバイクなんて趣味向きでもなければ日常向きでもない。
 君が思うほど乗り心地よくカブは作られてない。
 君がイメージしているほどカブはいいバイクではない。

 そんな意見を燃やせるゴミに捨てて、私の意思を貫いて家にやってきたカブ子はそれはそれはいい子でした。カブの系統を引き継いで燃費はいいし、無理のないポジションで乗れて疲れないし、そこそこギアチェンも楽しめます。カブ子に限ればタイヤはチューブレス、前輪はディスクブレーキでよく止まるし、全灯火LEDで明るくて球切れの心配が少ないときています。さらにスマートキーで楽ちんな上に盗難防止装置が標準装備。
 とどめに車体のバランスがよく、重心が夫のスクーターより低くてちょっと安心です。

 そんな実車と異常によろこぶ私の姿を見て今ではカブ子のことを悪く言わなくなりました。

 その後夫は私にスズキ SWISH を買わせようとしていたことを知りました。
  

 と頭ごなしに否定されてカチンときたことを思い出し、会話をつなげるためにじゃあどんなのがいいの?と夫に聞いてみました。すると、あんまり欲しくないけど強いていうなら4気筒のバイクが欲しいと言いました。
 せっかく原付でないバイクにするなら4気筒がいいなと。
 排気量が大きいのに単気筒だったら衝撃が大きくて乗ってて疲れるから、4気筒のなめらかな乗り心地に憧れるとのことでした。

 でもバイクはMT車には乗らないとのこと。
 二輪車でギアチェンしても面倒なだけで面白味を感じられない、だったらスクーターで十分だよと言ってました。

 その後も「オレは春は花粉、夏は暑さと夕立、冬は寒いのがイヤだからツーリングは秋しかやらない」と言い放つ夫。
 「じゃあ二輪だけ免許返納しろ」と優しく言い返しておきました。

 そう言われたところで彼も二輪のメリットを十分知っているので、しばらくはスクーターに乗り続けることでしょう。

 そんな私も二輪は初心車。カブの魅力を知り尽くした訳でも、運転をマスターした訳でもありません。
 二人で最後にまとめた意見は「しばらく125ccでいいよね」。
 
当面は小さいのに乗ってます。



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