新そばが食べたいだけなのに
ツインリンクもてぎに行ってベロベロに疲れた次の週末。
予報が外れて暖かないいお天気になりました。
11月最後の土日だし、これから先はもうこんな風が弱い日もないかもしれない、と夫とお蕎麦を食べに出かけました。
お目当ては日光にある有名なおそば屋さん。
3回ほど行こうとしてなんだかんだで見事に振られ続けています。
今日こそは、と気合い十分。営業時間にもばっちり間に合いました。
ところが駐車場はいっぱい。外にこのお店のおかみさんらしき方が出てきて色々指示を出してます。バイクはそこでと言われ駐輪。おかみさんが近づいてきてこう言いました。
「1時間半くらいお待たせする感じなんだけど…」
え。やっぱり混んでる。
知識として知ってたけどここまで待つとは思ってなかった。
どうしよう、と考えているとおかみさんがお客さんどうする?、と声をかけてくださいました。
そこで自分たちは宇都宮から来たこと、ここへ来るのは3度目で毎回混んでて諦めてたことなどを話しました。不憫に思ったのかおかみさんから、もしよければウエイティングリストに名前を書いておいてバイクでどこか見てきたら?とか、紅葉が終わっちゃって行くところが思いつかないけどその辺回って時間をつぶすのはどう?など提案していただきました。
夫が考え中で話ができない様子だったので私が代わりに、そうですねちょっと考えますと返しました。中々お話上手なおかみさんだったので調子づいた私がそれからいろいろ聞いてみました。
するとこの日は県内のお客さんが多いこと、みんな自治体が発行したなんとか食事券みたいなのを利用される方が多くて毎週換金してるとお話してくださいました。またここは土日に限らず平日も混んでるよ、もしよかったら宇都宮にもう1店舗あるからそっちもよろしくね、とも。
この頃から一部の自治体では外出自粛が言われ始めていたので、県外からのお客さんは急に減ったともおっしゃってました。
ちなみにこの日一番遠いと思われたナンバーは富士山ナンバーだったそうです。ごめんなさい、何県ですか…?
夫が次の行き先と道順を決めたというので愛想の良いおかみさんに、ごめんなさい、別の所にします、次また来ますねと行ってそのお店は諦めました。
そして次のお店へ。
ここは空いてました。
でもお蕎麦専門店ではありませんでした。
時間があまりなかったのでそこでちたけそばをいただきました。
ちたけそばは栃木の名物で、栃木県民しか食べない(であろう)『ちたけ』というきのこを甘辛く煮付けたものがはいったおそばです。
上の写真がこのお店で出しているちたけそばです。
このようにざるそばでをちたけの入った温かいおつゆでいただくのがこの辺りでは多いです。
多くのお店ではちたけの煮付けの他に炒めた茄子が入っているのですが、ここではさらに大根おろしが。おかげで熱々だとうれしいつけつゆが、若干ぬるくて私の好みではありませんでした。もっと言うと、このお店のおつゆはかなりしょっぱくて私のイメージとはずれていました。
これ以外でも細かく色々書きたくないお蕎麦だったのですが、このお店の方達もどことなく雰囲気が悪くて、できれば忘れてしまいたい思い出になりました。
とか言いつつがっつり書いてしまいましたが。
でも文句ばかり言ってても解決しないので、ここは『カブ子とおでかけ楽しいね』で終わらせることにしました。
さっきのことを蒸し返さないでひたすら目の前の道路を走ることだけに集中したら、家に着く頃にはある程度イライラはなくなりました。
ありがとね、カブ子や。
次からは妥協しないで、できるだけ食べたいお店でお蕎麦を食べようと。そうしないと精神上非常によろしくないことが学べました。
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