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ときには50ccの2ストスクーターを

 カブ子が来てからコレしか乗ってません。正直言ってライブディオには乗らなくなりました。
 レッスンはもちろんのこと、自転車だと行く気なくすけど車を出すのは面倒というときもカブ子にお出かけをお願いしています。なんとなく乗りたくなるんです。

 そんな中『途中の坂道がきつすぎるから自転車は嫌だけどカブ子を出すほどの距離じゃない』おつかいをしなければならないときがありました。
 どうしようかと悩んだその時に思い浮かんだのがライブディオ。
 誰も乗らなくなっちゃったのになぜか家にいるあいつ。
 たまには動かさないとまずいよな、と思って小型自動二輪の免許を取って以来はじめてライブディオで出かけました。

 久しぶりでしたが、セルで一発起動できました。
 そして期待通り臭い汚い排ガスが白い。その思いが通じたのか、アクセルをあけたら反応が悪くて出だしは苦労しました。

 少し走ると今までの調子を取り戻してきました。
 軽い、速い。彼の真骨頂です。
 あっという間に目的地に着いてしまいました。駐輪も楽々。
 こういったアップダウンの激しい近距離のお使いには持って来いだと思いました。

 ところがこの日のお使いがうまくいかず、もう1カ所回らなければならなくなりました。まあまあ50ccでもいける距離だったので、そのまま向かいます。
 流れの速いところを避けまくり、住宅街をひらひらと駆け抜けます。小さい車体なのでひょいひょい曲がるし、AT車だから一停もなんのその。
 こりゃ便利だわ。しかもカブ子とは違う面白さがあるし。

 こうして2軒目に到着。こちらも駐輪は楽々。自転車と同じ所に停められるのもありがたいです。こうしてさらりと用事を済ませて帰宅の途に。

 ところが帰りはどうしても流れの速いところを通らなければなりません。仕方なく走ります。アクセルはフルスロットル。でも思うような速度が出ません。
 流れにはどうにか乗れていますがなんかこわい。
 なんでだろとスピードメーターを見るとああああああという速度に。
 50ccだということをすっかり忘れていたんです。
 つかまるよマジで、という速度に気がついてその後は大人しく帰りました。それがまたもどかしく感じられてそこそこイライラ。
 もう自分は50ccは乗らない方がいいんじゃないか、と強く感じました。

 夕食時にそんな話をしたら「(そういう運転は)つかまるよ、マジで」と夫に言われてしまいました。だからもう私も乗らないし、子どももいらないって言ってるし処分しようか?と聞いてみました。

 すると夫は「売らない。みんなが乗らなくても俺が乗る」と。

 貴重な2ストキャブレター車が惜しくなって、自分で乗ることにしたそうです。実は私が知らない間に乗っていたのだとか。どおりでガソリンの残量が思ってたより少なかったわけだ。じゃあよろしくね、ということでまだしばらくライブディオも家にいることになりました。

 後日、ライブディオには付いてないサイドスタンドがモノタロウから届きました。
 付けるんだな。乗るんだな。あたしやらないけど。

 ちなみに私は4ストの方が好きです。
 臭くないし乗り味マイルドだし静かだし。エンブレに慣れてきたせいか4ストの方が自分の求めるものと合っている気がします。

 思えばカブ子はご先祖さまも4ストだったんだよね。
 この話はまたいずれ。


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