なぜ、ネット検索を嫌う教員がいるのか?

看護教員が学生に言う言葉で謎なもの

「インターネットで調べたものでなく、教科書や本に載っているものでないとダメ!」

今は2021年ですよね?って言ってあげたいのですが聞く耳をもっていません

では、なぜ、ネット検索をそこまで悪者にしてしまうのでしょうか?

1つは情報ソースが不確かであるため、間違った情報を信じてしまう危険性があるためだと思われます

ただし、それが理由である場合は

「インターネットで調べたのであれば、情報ソースを出してください」

こう指導すべきです

そう言わず、上記の「インターネットで調べたものダメ!」になるのには

また別の理由があるようにも感じます

日々、「インターネットで調べたものダメ!」が口癖になっている教員を観察してみると次の発見がありました

①そもそも、自分で検索して調べると言うことをしないで、人に頼る

wordで文章を打っていて何か設定を無意識にチェックしてしまったんでしょう、新規ファイルを立ち上げるたびに文字のフォントがMS明朝ではなく、別のフォントになってると大騒ぎをしていました。

私なら、Googleで「word フォント 変更 直す」ぐらいのキーワードで検索して修正方法を調べます

しかし、この方はしません。大声で騒ぐだけです

同様にExcelでの関数(採点した結果の小数点を四捨五入したいということでしたが)も騒ぐだけで、調べません

つまり、インターネットの使い方を知らない、わからない。そのため知らないもの、わからないものは危なく、信用できないと言う発想になっているのかもしれません

②デスクが汚い。デスクトップがアイコンで埋め尽くされている

書類、参考書、コーヒー、付箋などでおおいつくさています。何故か本はタワーになっているのも特徴的です

デスクトップには「新しいフォルダ」が散乱していますし、共有ファイル内にもどんどん無秩序なタイトルでフォルダを量産してくれます

しかも、そのフォルダの中には1つのwordファイルがあるだけで、直ぐに別のフォルダを作ってくれます

つまり、整理整頓が下手(というかできない)のでしょう

雑多な混沌としているのが居心地がいいのか?直ぐにキーワードを入力して答えが出るのは邪道と考えているのかもしれません

勉強とは地道に時間をかけて本を読むことと刷り込まれているでしょう

効率的にすることに対する偏見があります

話が少しそれますが

携帯電話会社の3大キャリアでさえ格安料金の新会社を立てました

人件費を抑え自身でサービスの変更手続きができる人は割安でサービスを使える時代です

インターネットをうまく使える人が徳をする

確かに、インターネットには様々な情報があり、正しい情報と個人の思い込みが並列に表示されています

そのため、情報ソースの確認が必要ですし、別の意見も調べてみるといった視点も必要です

そのため、「インターネットで調べたものでなく、教科書や本に載っているものでないとダメ!」

と壊れたレコードのように同じことを言うのではなく

これからの時代に即した学生を育てるために、教員自身でも実際に使い込んでいく必要があると思います

何より、現在の病院では殆どが電子カルテになっているため

勉強だけがPCを使ってやるが邪道というと

それを論理的に学生に説明することが難しいです

PC操作で困ったら大声で騒がず、まずは目の前のキーボードを叩いて自分で検索してみましょう

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