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ごあいさつ

こんにちは。
永井雅楽(ながいうた)と申します。
現代のポップソングを江戸時代っぽく歌う、という活動をしています。

え?
なんでそんなダサいことしてんの?ですか?
…そうですね。
たしかに昔の日本音楽は、古くさいです…。
現代人の耳からしたら、魅力がないかもしれません。
まぁまぁ、それは否定できない部分ではあります。
たとえば江戸時代の浮世絵だって、現代のマンガに慣れた目で見れば、そりゃあ見劣りするでしょう。
刺激的でポップですもんね、現代の絵は。
スマホで漫画を見れば、そんな刺激的な絵が、カンタンに目に飛び込んでくるんだから。
そりゃあ、好きこのんで江戸時代の浮世絵なんて見ないでしょう。
同じように昔の日本音楽だって、今ドキ、好きこのんで聴きたがる人は少ないですよね…。

でも、だからといって良い所が無いワケではないのですよね。
全体として「日本音楽は古くさい」「日本音楽はダサい」といった印象があることは否めません。
しかし、大多数の人は、それらイメージ評価にとらわれてて、日本音楽の本当の良さに気づいていない。
それだけなのです。
いろいろ深堀りしていけば、とても魅力的な所がたくさんあります。
ほとんど多くの現代日本人は、食わず嫌いをしているだけ、だと思うのです。

端的に言うなら「なじみ」が無い。
接触機会が少ないから、なんとなく嫌いかも、なんて思っているだけなのですね。
現代の流行歌を、昔ながらの日本音楽で演奏すれば、魅力を再発見する人々が続出するはずだと思います。
とはいえ、本職の日本音楽家は、なかなかポップソングを歌うことが少ないです。
なぜなら、本分じゃないから。
伝統継承こそが彼らの本分なのであって、ポップソングを歌わなくても、しかたありません。
これは、西洋音楽のクラシックの人たちなんかも同じで、やっぱ、本分をはずれたポップソングにはクラシックの人もなかなか興味を持たないものなのでしょう。
日本は、しきたりや慣習を重視するから、ポップソングを歌うと、怒られる場合も多々あるかもしれませんし。

だから、ぼく永井雅楽が歌ってみた。
J-POPやボーカロイド曲など、現代のポップソングを、昔の日本音楽っぽく歌ってみました。
ぼくは江戸時代からタイムスリップして現代へやってきた、ただの歌好き野郎でしかないですけど。
伝統を背負ってないぶん、身軽にチャレンジできたりします。
これを「江戸POP」と命名して、みんなに聴いてもらおうと思ったのです。
正直、めんどくさかったですよ。
もっとテンポを落として、ゆったりと歌えるのなら、ずいぶんとマシになったでしょうけど。
原曲と同じ速いテンポで、原曲と同じキーで歌うのは、すごく大変でした。
ただ、ぼくの歌ってみた動画を聴いて、昔の日本音楽に興味を持ってくれる人が、ひとりでも多く現れてくれればいいな。
そんな願いを込めて歌ってみました。
つたない部分は多々ありますけど、なんとなく面白そうなことやってるじゃん、って感じてくれれば、うれしいです。

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