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小野﨑太鼓店#2 三島由紀夫作品にうちの太鼓が出てくるという話、その2

ハーイこんばんは、時折クッソ長文垂れ流し女でございます!
今回は太鼓店のこと、小野﨑家の歴史(というほど大したもんでもないですが)に触れながら、公表するかどうかをものすごくものすごくものすごく悩んだ末に書き綴った内容です。

綺麗なことやってるアピール、家族仲良しごっこをSNSで頑張ってる方々が裏で不倫してるとか、
政治家を批判してる割に仲間と綺麗な表現で誤魔化しつつ実際のところ癒着していたりするのが気持ち悪くて仕方がないように、
やはり不誠実を許せない性格なので…

私にとって、和太鼓に何らかの形で関わってくださるすべての方にとって、もっと大袈裟に言うとある意味日本人にとって(←なんかこう書いちゃうと炎上しそうな表現ではあるがここでは炎上しないと信じたい)とても大切な内容ですので、ご一読の上小野﨑太鼓店としての矜持をなんとな〜くでも感じていただけると嬉しいです。

ただ、クソ長いを通り越してクソクソクッソ長いです。すみません。

さて、前置きさえも長くなってしまいましたが…

先の投稿で三島由紀夫著【豊饒の海】第二巻・奔馬(新潮社)の中に確かにうちの和太鼓の描写を見つけ、びっくらこきつつ大興奮しておりましたが、

果たして作中の描写の通り國學院大學にその太鼓は置いてあるのかい…???

気になったらもうやめられない止まらない、
國學院大學のお問い合わせフォームからいきなり熱量に溢れた気持ち悪い長文(それはいつものこと)で
『う、うちの太鼓がですねェ、
ななななんとあの三島由紀夫の遺作であります【豊饒の海】の中にですねェィ、
貴校の玄関口に飾られているとかいないとかってぇイヤハヤ飾られてなかったらもう話変わっちゃうっての、
んでですねェ、とにもかくにもそのようなことが書いてありましてですねェ、
その太鼓屋の末裔と致しましてはこいつぁ一大事だってんで、
あイエわたくし江戸っ子じゃないんですのよ、江戸っ子口調なのはちょっと背伸びしちゃってるだけでありましてですねェ実際には生まれも育ちも宇都宮の宮っ子なわけででしてねェドゥフヒへへ、
この目でその太鼓を実際に拝まないことには夜も眠れないってんで貴校に今もその長胴太鼓があったりなんかしちゃったりなんかしたら是非とも一目お目にかかりたくてですねェィ!』

みたいなことをしたためましてお送りしたのであります。語尾こそ違えどテンションはほんとこんな感じ。我ながら心底気持ち悪い。

ですが数日経ってもお返事がなく、そりゃ気持ち悪い女の気持ち悪い意味不明な問い合わせにいちいち対応してられないよね…そもそもあの規模の大学なら問い合わせの数だって相当なものでしょうし…イカれたキモい文面だったしこりゃ関わっちゃいけないやつから問い合わせきちゃったと思わせてしまったかも…

と思っていたところにお返事を頂きまして!!
どうやら広大な学内にある複数の和太鼓をひとつひとつあたって調べてくださっていたそうなのです。

で、

あったんですよ!!!

三島由紀夫が國學院大學取材中に目にして、おそらくメモをとって、作品の中に昇華させてくれたその和太鼓!!

是非見に来てくださいとあたたかく言って頂いたので、社交辞令とか本気とかそういうのマジで見分けがつかない私は調子に乗ってホントにお邪魔してきちゃいました。


学のない私は大学という空間に足を踏み入れること自体がかなり緊張する行為でして、アホがバレるんじゃ…今のうちにせめて國學院大學の學ってちゃんと書けるようにしとかないと…とアホがアホみたいなことを思い悩んだりしながら、お約束の日時にまるで新入生のようにドキドキとあたりを見渡し学内にそびえる高ーい建物を見上げながら國學院大學の門をくぐり総務課へ…




学内に神社があったり竹林があったり、袴をお召しの方とすれ違ったり、私が勝手にイメージする大学とはまた一線を画した和の色調漂う敷地内の一角、全面ガラス張りの総務課はもうオッサレで素敵で…



て思ってた次の瞬間、
全面ガラス張りのおかげでなんか十数メートル先に『絶対アレですよね…?』て雰囲気ダダ漏れの長胴太鼓が見えてしまい、どなたともご挨拶前なのに思わずたじろいでしまいました。


友人の結婚式に参列したらたまたまリハ中の友人夫妻とすれ違っちゃうみたいな幸せな気まずさよ…!!!


ただ、


なんか、


あの、


ええと…



スーパー遠目に見ても…


うちの太鼓の塗装じゃなくない??????


途端に嫌な予感が背筋を走ります。

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