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ハコ。

ライブハウスや劇場などの屋内と営業などの屋外によって空間は異なる為、伝え方や伝わり方が違ってきます。
場所によってはセンターマイクの前に立った時、お客様の目線の位置が変わりますので言葉の投げる箇所もその時々で違ってきます。

大きい舞台で小さな舞台の時と同じ様な表現をしてしまうと動きが小さく見えてしまい、伝わりにくくなってしまいます。
動きや仕草、声の張りなどが客席後ろまで届きません。
小さい舞台の方が客席が近い分伝わりやすいのです。
その逆が大きい舞台では起こると言う事です。

フリップ芸を中心に行っている人で、普段小さい舞台をメインにしている人が大きい舞台に始めて出た時、フリップの大きさを変えなかった為に書かれている内容が客席に見えなかったり。・・・という事例も見た事あります。(ちょっと考えたら分かる事なんですけど対応せずに演ったんですね。振りが伝わらなかったら、そりゃぁウケも弱くなってしまいます。)
野外の舞台でフリップが風で飛んで行ったというエピソードもありましたね。

逆に大きい舞台で慣れている人が小さい舞台で演じる時、いつもの様な調子で演じると威圧感があり引いてしまった。とお客様から聞いた事もあります。
大きい舞台に慣れている人は小さい舞台でもある程度対応は出来るんですけど、この様なパターンもあるという事です。
(芸風が派手なコンビだったからかも知れませんけどね。)

また、営業など場所によっては音響設備の整っていない所も有ります。
マイクの精度は上がって来てるとは言え、マイクに頼らなくても良い発声も身に付けた方が良いです。
会場の広さによってはかえってマイクを使用する方が漫才などの邪魔になる事もあります。
肉声の方が伝わり易い。
マイクの雑音が入らないなどあります。

舞台によって伝え方の加減の工夫も意識した方が良いでしょうね。
色々な舞台、会場を経験した方が色々な意味で免疫が付くと思います。
これも場慣れの一環です。

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