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キッカケ台本。

漫才や漫談以外の方はキッカケ台本を用意する癖は付けておいた方が良いと思います。
漫才や漫談は明転での出で分かっているので必要はありませんが、コントなどはネタの始まりは各々異なります。
フリップ芸も同様です。

キッカケ台本に記入すべき事ですが、本人以外で携わる方々(音響・照明などの技術さん、進行係など)への道標を示して下されば良いのです。

ネタ始まりのキッカケ
コントやフリップ芸の場合は、その出番ひとつ前が漫才だったとすればセンターマイクを片してますので舞台上は暗転の状態です。
次、舞台を明転にするキッカケが要ります。
・舞台明転で飛び出す
・暗転板付き(板付き明転)
 → タイトル後明転 又は 名前後明転
などを記します。
その他に特別なキッカケがあるのであれば記します。
・例:暗転中にBGMを流して流れ切ったら(5秒後)に舞台明転で飛び出します。など

ネタ終わりのキッカケ(オチ台詞など)
舞台を暗転するキッカケを記します。
・オチ(締め)台詞「※※※※!」(舞台暗転)
・「ありがとうございました。」終わりで舞台暗転
などを記します。
その他に特別なキッカケがあるのであれば書きます。
・例:「※※※※」の台詞の後、BGMを流して流れ切ったら(5秒後)に舞台暗転

また、舞台照明の明暗転の際、必要であれば
 舞台明転(F・I)
 舞台暗転(F・O)
その旨も記入します。
特別な指定が無ければ、書かなくても良いですがその場合は大抵C・I(明転時)、C・O(暗転時)となります。
 C・I(カットイン)パッと明転になります。
 F・I(フェードイン)ゆぅ~~ぅくり明転になります。
 C・O(カットアウト)パッと暗転になります。
 F・O(フェードアウト)ゆぅ~~ぅくり暗転になります。
会場によっては(F・I/F・O)出来ない場合もありますので確認しましょう。

ネタ中にBGMを使用する場合もキッカケ台本に記します。
・「※※※※」の台詞の後にM/C・I(CD:No.3)
 「××××」の台詞でM/F・O
など曲を流すタイミングと止めるタイミング、CDのNo、音量など。
その対象物がパソコンであったりサンプラー、スマホであればその旨のトラックのナンバーを。
照明の指示と同様に必要であればC・I又はF・I、C・O又はF・Oを記します。

小道具の有無と位置
・机や椅子などの個数位置を記します。

その他、用意して欲しいモノなど気になる点を記入して、進行さんや技術さんの人数分の枚数を用意して担当者に提出します。
当日に提出なのか、予め提出しなければならないのかは各々の現場で変わります。
台本にして提出しなくても良い現場もあります。(メールなどで簡易的に示すなど)

手書きでも、縦書きでも構いません。
読めるように丁寧に記しましょう。
分かって貰うため目的ですから。

下記は一例です。

キッカケ台本例-03

舞台


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