答えを渡すのではなく、自分なりの考えを出す研修にしたい。【管理栄養士向け栄養指導研修】
先日、静岡県で展開される杏林堂薬局さまの管理栄養士のみなさんに
栄養指導研修を行いました。
8月に引き続き今回で2回目。
ワークをたくさん取り入れ、より実践的な2時間でした。
杏林堂薬局さまは約250名の管理栄養士さんが在籍されています。
店舗内での接客による栄養アドバイスはもちろん、特定保健指導の実施など
地域の健康をサポートするドラッグストアです。
えいよう未来では10年前より管理栄養士向けの栄養指導講座を実施しており、近年では管理栄養士を雇用されている薬局・ドラッグストア様からご依頼を受け、研修を行っています。
その研修内容を『栄養指導に自信が持てるようになる本』で公開しております。
よろしければこちらもご覧くださいませ。
1回目は栄養指導に必要なマインド、進め方についてレクチャー。
そして好評をいただき、今回2回目の実施となりました。
ワークをたくさん摂りれてより実践的なものになるように、と
◎こんなときどうする?事例についてグループワーク
◎栄養指導の実践 実際に栄養指導を行ってみよう
前回の研修の後、みなさんから素晴らしい質問をたくさんいただいたのでそれに回答できるようにいくつかの質問は事例に盛り込みました。
①高圧的な人
②情報ツウな人
③話してくれない人
④アドバイスを受け取ってくれない人
こんな人がいたらみんなどうする?
栄養指導は人と人との関わりなので、わたし一人の「こうしたらいい」を押し付けるよりも、グループで「わたしだったらこうする」という意見をいくつか知っておくことが有効です。
そんな考えもあるのか、そういう持っていき方もあるか、と引き出しが一つでも増えますよね。
もちろん、わたしもいろんな人と向き合って対応してきたので、「わたしだったらこうするよ」もみなさんに共有しました。
担当者の方から「みんなすごいメモを取っていました」と研修後すぐにメールをいただいたくらい、みなさん真剣に聞いてくださっていました。
やはり、研修を受けるみなさんの質問はついこの間ぶつかった壁であり、一人が悩んでいたら複数の人が悩んでいることも多く、アンケートでも「実際についこの間こういう人を担当したので聞けてよかった」とご意見ありました。
悩みは早いうちに解決する。そうすることでまた次の課題に向かえますね。
みなさんからいただいたご意見を一部ご紹介します。
なによりも、1回目でご紹介した栄養指導の進め方の枠となるフレームワークがみなさん完全に頭に入っているように感じました!
栄養指導って人と人との関わりですから、「こういう場合は絶対こう!」という正解はないんです。
だから、研修でもできるだけ「自分なりの考えを出してそれを提案する」というクセをつけてほしいなと考えています。
それってとっても難しいんですよ。
だって私たちは管理栄養士の資格を取得するまで答えを覚えてそれを解答用紙に書くという勉強法に慣れ親しんでるから。
栄養指導研修などでも「模範解答が欲しい」とよく言われます。
もちろんそれは研修である以上出しますが、それを丸暗記したらいいのではないよ、ということを強く伝えます。
あくまでわたしの考え。今回もチームメイトの考えとわたしの考えと自分の考え。最大5パターンの「わたしだったらこうする」を得ることができました。
同僚がたくさんいる会社に勤めているみなさんの特権ですね。
栄養指導を行う管理栄養士が「わたしの指導これでいいのかな?」と”余計”な心配をしないで済むようにすること。
そのために研修を行っています。
そうすることでさらに目の前のクライアントの食事を改善するため、より健康で豊かな生活を行ってもらうためにどんな取り組みができるかにフォーカスできるようになることで、より多くの人たちに健康的な生活を送っていただくことができる。
「ここに来れば相談できる」その場所が全国のドラッグストア・薬局であったりします。
誰もが当たり前に暮らしていれば 健康で幸せな社会を創ること。それが栄養未来のミッションです。
そのためにまた研修にも力を注いでいきます!
https://note.com/nagaikayo/m/md85b9c3c801e
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