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会社を辞めます。社長退任(前編)

会社設立10周年で代表を退任することを決めました。


えいよう未来のメンバーと

えいよう未来株式会社を設立したのは10年前の2014年4月10日。
4年前の2010年から個人事業でえいよう未来研究所を立ち上げていたので
その法人化、という形でスタートしました。

10年で形作られた「えいよう未来株式会社」という会社

この10年は「依頼を受けたら断らない」ということをモットーに(というかなんでも依頼を受けたらただ嬉しくて喜んで受けていました!という感じですが。)

本当にたくさんの経験をさせてもらったと感じます。「育てていただいた」なんていうと仕事としてやらせてもらっといて自社の成長に使うな!とも思いますが、結果として成長できた。

仕事を「できること」と「できないこと」で分けるのではなく、「どうやったらできるかな?」を考えて進めていったことにこの10年というものが集約されている気がします。

おかげさまでえいよう未来はこちらから営業することもなく、仕事が途切れたことがありません。

また、一緒に仕事してくれているメンバーがすんばらしい有能な人たちで、みんな志が高くて。「これやりたいんだけど一緒にやってくれる人!」と声をかけて始めてきたので、採用にコストや労力がかかっていません。



えいよう未来がやっている事業はこちらに。


実は数年前から、会社というものについて考えていることがありました。

一般的な
・会社って上場を目指すもの
・会社って人を雇用するもの
・会社って組織化していくもの


これらにわたし自身が腑に落ちずにここまで来ていたんです。
そもそも組織というものが窮屈で独立した、自分の自由にやりたいことをやりたい場所でやりたいときにやる。みたいなことを半ば反抗的に(?)目指していたこともありましたから、

そのわたしが、上場を目指すのかな?
そのわたしが、人を雇用するのかな?(しばりつけるというイメージ)
そのわたしが、組織化できるのかな?

だから、経営者の仲間に「ねえ、わたしって社長向いてないんだよね。だからあなた社長やってくれない?」なんて話をしたこともありました(マジで)


最近やたらと来る「M&Aしませんか?」みたいな営業に「そんな可能性もあるのかな?」と揺れたりするも、やっぱり全然業種も見ている先も違う会社といきなり一緒になるなんてしっくりこないし、

資本提携って、言葉では魅力的だけどそれを実行するにはえいよう未来は力が弱すぎる。ってイマイチ乗り気になれなかったんです。


”次”を考え始めたころ

2022年の9月頃でしょうか。
”10周年”というのが見えてきたときに「この10年のえいよう未来がやってきたことを整理して、次の10年どこを目指していくかを見つめよう」
10年目はえいよう未来にとって重要な1年になるな。と思い始めていました。

”それどころ”ではない大転機になった2023年

2023年6月の新月の日。 栄養院ひふみを銀座1丁目に開院しました。
2022年の12月にひょんなことから話が出て、そこから覚悟決めて6ヵ月後に開院。
開院準備と開院してからの数か月は、もうまさに怒涛でした。

栄養院ひふみ


決断することが見えたエジプトの旅


2023年の年末年始でイタリア、エジプトに行っていました。
怒涛の中で始まって進んでいく栄養院の実店舗の運営、えいよう未来の事業もほったらかしでメンバーに任せていて、なんか、ちょっと物理的に離れたところで向き合いたい・・!となっていたのかもしれません。
本当に”現実逃避”だったんだと思います。。



年越しはカイロから車で4時間くらい?の電波も届かない砂漠の中。ここで過ごしたことが決断に繋がりました。

その時の様子をFacebookで投稿してました

https://www.facebook.com/nagaikayo/posts/pfbid02kvShYK4vxrQxzxePuuEKUfLqKeT65g39esn8b4BAHKTHcEpoDt61vPsxK3fr1Htwl

道なき道を歩くなら 光を頼りに進むこと 道があるなら 早く辿り着けるかもしれない 安全に進めるかもしれない でも、それが 自分の進む道ではないと感じるならば 臆することなく 道なき道を進んでいこう 360度どっちに向かえば いいの...

Posted by 長井 佳代 on Monday, January 1, 2024

もう何かを得ようとしなくてもいい
わたしの中に光がある。
すごく抽象度が高いのだけど
「うん、イケる」
そんな感覚です。


そして、Xにも。

「もう行かない」という真意は、割と今回のエジプトの旅はいろいろあって、エジプトに行ってよかったか、と言われたら「もう行かない」っていう言葉になるくらいな旅だったのですが。

「ふと思って涙が出た」のはまさに今回の決断。

砂漠の中ですーーーっと「あ、そうか、そうだー」って出てきたんですよね。

砂漠がいろんな感情とかごちゃごちゃした思考とかを吸い取ってくれて、シンプルにわたしが大事にしている価値観が手の中に残ってた。

そんな感覚かもしれません。

決めたらあとは実行です。
後編へ続きます。






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