「晴れの日も雨の日も」#67 一粒万倍日－新たな門出

2022年7月16日。
一粒万倍日＆母倉日＆七色の日という運勢のいい日らしい。
一粒万倍日：一粒の麦が百万の収穫をもたらすという意味で、何か新しいことを始めるのに好適と言われている。
誰がどういう基準でそう決めたのか知らない。が、ネットをちょっと検索すると、関連記事がたくさん出てくる。結婚式会場等が積極的に広めているのかもしれないが、それだけ関心のある人も少なくない、ということだろう。

私は、これまで独力で自分の人生を切り開いてきた。と思っていた。
神のご加護などということはほぼ考えたことがなかった。
確かに、石にかじりつくようにして一生懸命精進を続けてきたのは、まあ、あながち嘘じゃないだろう。
しかし、本当に、今日あるのは全部自分の力、か？

去年あたりからいろいろ考えを深める中で、今の私はこの「自力デンデン」「ツモあるのみ」の考え方に疑問をもつようになった。
自分のすべきこと、できることは当然に全力で頑張るが、その先には人知を超えた「神のみぞ知る」ということがあるような気がし始めている。そしてその神様とつながることができそうな気もし始めている。

これは、神様おねがい、たすけて～というような簡単なものではない。自分の力には限界があることを謙虚に認識し、助けてくれる周りの人に感謝し、見守ってくれている神様の存在を意識する。結果とかその先のことについては自分は手放す。そしてより高い次元で願えば、叶う。

こういう生き方に今の私の考えは向かっている。長年、運勢なんて考えたことも信じたこともなく、一粒万倍日なんて言葉を知ったのもほんの最近だが、今の私は、そんなことも大事にしたい気持ちになっている。

いよいよ7月末付で現在の勤務先を退社することが本決まりとなった。学びを続けてきたコーチングマインドを活かして独立起業する。
サラリーマン完全卒業。以降は自宅を主たる仕事場とし、通勤もなくなる。社内でもじわじわ話が広がり始めた。過分のお言葉を頂いたりもしている。

さあ、新たな門出だ。還暦後の第2の人生、御恩送りができればいいな、というものだから、バンバン稼いで大成功を収めて、なんてことは考えていない。半分ぐらいは年よりの手慰みみたいなものだ。が、せっかくやるのだから、関係する人々に喜んでもらいたい。私なりの価値をお届けしたい。

今日の一粒万倍日という良き節目の日、ちょうど京都に行く用事もあるので、我が国有数の神廟 加茂御祖神社に参詣し、神様に私の思いをお伝えし、あらためて決意表明してくる。

新しい試みが上首尾にいきますように。

ちょっと今の私一人ではどこまで神様に想いが届くのか甚だ心もとないが、心を込めて精一杯のご挨拶をしてくる。

みなさんも何か始めたいことがあれば、是非どうぞ。もちろん自分の努力も必要ですけどね。
そして、いつも新しいことにチャレンジしている方がステキですよね。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬　長井　克之
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<編集後記>
自宅最寄駅のツバメの巣からヒナが顔を見せた。
梅から桜、ウグイス、バラ、紫陽花、ツバメと来る一連のこの季節がとても好きだ。それも一区切りだ。今週は久しぶりの三連休。皆さま良い週末を過ごされますように。

＜予告＞
#68　言い訳（7/18臨時投稿）
#69　細君と娘の北海道旅行。からの熱血指導（7/20臨時投稿）
#70　全ては必然
#71　2022年7月31日　完全卒業そしてTake off
#72　心はいずこに

(続く)