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「晴れの日も雨の日も」#78 細君と娘の北海道旅行。からの熱血指導

先日、細君と娘#4が2泊3日の北海道旅行に行ってきた。
私は一人留守番である。一人でいることは大して苦にならない。メシも自分で作れる。

120%サビシクない、といえばウソになるが、ここで「オレも連れて行って」っと甘えることはなかなかムズカシイ。気軽にごろにゃんと甘えたり弱音を吐いたりできるぐらいなら苦労はしない。長年守ってきた男のパンツメンツはどうなる、と意固地になっている訳でもないが、ずっと甘えたことがないヤツはどうやって甘えたらいいのかわからないのだ。

私は早速、朝から一本だけ缶ビールを開ける生活を楽しんだ。インドネシアでは毎週土曜日はゴルフ、日曜日の朝は寝起きのビールだった。これが実にうまい。しかし1本だけにしておかないと爽快な朝が自堕落な夜になってしまう。ズルズルは禁物だ。

昨晩作ったきのことナスのマリネ・もやしのナムル+スクランブルエッグ。
ビールも空き、至福の時間は早や終盤。。。

で、日曜日の夜に二人が帰ってきた。煮込みハンバーグを作って二人を迎えた。娘いわく、「ずっと海鮮やったからハンバーグが食べたいな、と思とってん。」 コイツ、なかなか人を泣かす技を心得とるな。さすがオレの娘。

夕食を食べながら二人の土産話大会に耳を傾ける。あそこへ行った、ここでこんなの食べた、宿はどうだった、、、etcetc。大変楽しい旅だったらしい。結構結構。ケータイに撮った写真も見せてもらう。

母「○○(娘の名前)、小樽の夜景バックとか、なかなかカワイイで」
私「ほう、どれどれ」 「おっ、ホンマや。よう撮れてるやん」
娘「それは、お父さんが身内やからよく見えんねん」
私「いやいや、そんなことないで。
  特にこの小樽のヤツは、空の様子も含めて、めっちゃええやん。
  これ、△△君に送ってあげたん?」

注:娘は27歳独身。つい最近△△君というボーイフレンドができた。
  LINEでしょっちゅうやり取りをしているらしいが、
  まだ付き合っているのではないとのこと。
  →このあと、「付き合っている」ことになったらしい。
   どういう定義かしらんけど。
  娘はこの話がしたいらしく、私だけではなく、新婚息子夫婦や
  自分の友達や、あちこちで「なーなー、聞いてーや」と
  しゃべりまくっている。結婚願望強し。

娘「そんなん送ってへん。(ニヤニヤしながら)」
私「なんでやねんな。この写真にイカしたコメントつけて送らんかいな」
娘「えー?? たとえばどんなコメント?」
私「そやなあ。
    小樽の夜景もきれいけどちゃんと私を見てね、とか。
    このステキな景色は、ホントは△△君と一緒に見たかった、とか。
    このきれいな空の向こうに△△君がいるんだと思いながら写真を
    撮りました、とか。
  まだまだあるぞ。。。」
娘 (ビールで?頬を真っ赤にしながら)
 「何それ。毎日そんなこと考えてんの?」
私「アホな。んなわけないやん」
娘「お母さんとつき合ってた時そんなこと言うてたん?」
私「え~~、どやったかなあ(と助けを求めるように細君を見る)」
細君「私、お茶碗洗おっと(と立ち上がり、この場を脱出)」
ということで会話はおしまい。

61歳父は27歳娘に恋愛講座を熱血指導した。
こんな親娘あるか?あんたら頭おかしいんちゃうか。
どっちが?そりゃオヤジの方でしょ!

このオヤジ、自分自身は奥手の根性ナシで恋愛ベタだが、若いころから人の恋愛相談にはたくさんつきあってきた。組合支部長の時は「ボクとワタシの恋愛講座」という特集を壁新聞で張り出そうとしたヤカラだ。娘よ。これからも大船にのったつもりでいていいぞ。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井克之  
仕事のご連絡・その他ご相談等はこちらに→nagairb21@jcom.zaq.ne.jp

<予告>
#78  火の周辺
#79 「一流への道」」と「幸せへの道」
#80  眠れない夜
$81  スカブラ
#82  【企画参加】子供に伝える私のしごと

(続く)


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