大好きだったフジファブリックの音楽について
フジファブリックの活動休止が公式サイトで発表された。解散しないって言ってたし全然追えてなかったけど、彼らの音楽はずっと続くんだって勝手に思ってた。
自分が好きになった頃には志村正彦はすでに亡くなってたし、大好きなギタリストの山内総一郎のギターがボーカルになることによってリードギターだけではなくなり、変態的な演奏が減ってしまったのはすごく残念だったことは覚えている。
志半ばで亡くなった志村の音楽を大事に歌い継いでくれて、しかもフジファブリックという音楽を新しい世代にも伝えて進化させていたと思う。
志村がいた頃を前期とするなら亡くなってから後期になるのかな?失礼だけど、正直当時は残ったメンバーでやっていけるのかな?なんて思ってた。
それぞれアジカンやくるりなどのサポート活動で食べていけるくらい技術あったと思うしあの当時の世代では評価も高かったと思う。
・フジファブリックを初めて観た時のこと
少し話は変わって一度だけ志村くんが生きていた頃にライブを観たことがあるんだよね。
今はやってない(やれない)知らない人も多い2008年にジョンレノンスーパーライブというびっくりするくらい豪華なアーティストの中にフジファブリックが出ててみたことがある。目当ては別のアーティストだったけど今思えば神ライブだったと思う。
当時やってた曲は
・『Strawberry Fields Forever』
ビートルズの曲のカバーです。
YouTubeに転載ですが残ってたのを久しぶりにみたけど、当時の自分のコメントがあって恥ずかしいけどここにも書きますね。
ちなみに当時の自分のコメント↓
うんうん、、数年前に書いてたけど気持ちは変わらない。どこに何書いてんだよと思うけど、演奏自体ははめちゃくちゃいいので消される前に観てほしい。
・『Fuji Fuji Fuji Q』
フジファブリック繋がりで関係のあったバンドが集結して富士急でイベントをやってたんだけど、その時のアーティストもまた豪華で各アーティストが、志村くんやフジファブリックに対して思い出を言うんだけどそれもまたいいのよね。
ちなみに富士急はフロントマンの志村が、中学3年のときに奥田民生のライブを観て音楽の道を志した場所です。
このライブをきっかけに
奥田民生、メレンゲ、斉藤和義、スパルタローカルズ、トライセラトップス、吉井和哉、くるり、ユニコーンってめちゃくちゃ聴く音楽が増えたんだよね。
ほぼ出演者だけどね。それくらい影響力あったライブだと思う。生で見れた人は最高だったろうな。
・『STAR』
2011年にリリースされたこのアルバムを聴いて3人でもやれるなって印象と山内総一郎の歌が不安だったけど、あれ?志村って別に歌のうまさで人気あったわけじゃないしむしろ…総くんの方が癖がなくて上手いんじゃね?
って思ってた。加藤さんやダイちゃんが作詞作曲するようになって加藤さんなんて作詞作曲の才能発揮してて意外すぎて当時びっくりした記憶ある。
『ECHO』聴いて何回も泣いたよ
・それ以降の話
それからあんまり新曲がリリースされてもなんか辛くなって虚しくなって聞かなくなって過去のアルバムを聴く方が良くて、オリジナルアルバムがリリースされたら聴いてみようかな?くらいで自然と距離置いていた。
気が向いたら他にも書きたいことあるので適当に追記しておきます。
・好きな曲について
好きな曲多すぎて難しいから今の気分で10曲だけ選ぶなら?って感じで選んでみました
①バウムクーヘン
フジファブリックの中で強いて言えば一番好きな曲って何?って聞かれたらこの曲って答えるかな。
『CRONICLE』の一曲目です。志村の優しい歌い方も新鮮で、ここまで心の内を描いた曲はなかった。今まで出していた曲と明らかなに違うなというのを印象づけた曲
②蒼い鳥
ドラマー・足立房文の脱退後、初のシングルで塚本晋也監督『悪夢探偵』のエンディングテーマ。フジファブリックの中でもトップクラスで暗い曲。俗に言うダークゾーンというやつだ。ビートルズの『Because』『I Want You (She's So Heavy)』をモチーフにして作ったと言われてる。
ちなみにカップリング曲の『東京炎上』はタイトルこそすごいがフジファブリックらしく面白い楽曲。サビの歌詞初見じゃ聴き取れない。聴き取れる人いたらすごいよ。最初は???しかなかった。
③銀河
四季4部作の最終章の冬盤。初めての人は印象は大体が変な曲って思うし、歌詞にタッタッタ とかパッパッパとかサビの歌詞も意味わかんないと思う。でもめちゃくちゃ耳に残る不思議なメロディなのにキャッチーな曲。PVの銀河ダンス流行ったよね。
④ダンス2000
フジファブリック屈指のダンスナンバー
⑤TAIFU
飛び出せレディーゴーで踊ろうぜ だまらっしゃい
♪という強烈な歌詞だが曲は銀河やパッションフルーツなどらしさ前回の曲。下記は藤井フミヤさんと息子さんのエピソード
息子「飛び出せレディーゴーで踊ろうぜだまらっしゃい!飛び出せレディーゴーで踊ろうぜだまらっしゃい!」
フミヤ「お前それ歌詞とかメロディーとか合ってんの?」
息子「合ってるよ!」
合ってる…ってなったらしい笑
⑥パッションフルーツ
日本テレビか何かの当時の深夜の音楽番組で演奏してた記憶がある。変な曲やってんなーくらいにしか当時は思ってなかった。でも、なんか耳に残る。当時はとにかく盛り上がる曲を作ろうって感じで作った曲で、色々試してた時期だった。
⑦ペダル
綺麗なメロディと意味が分かりそうで分からない歌詞。曲のスピードにもこだわって作ってるので散歩しながら是非聴いてほしい。
⑧エイプリル
4月は出逢いや別れも多い。
それでも前に進まなきゃと背中を押してくれる曲。
⑨茜色の夕日
志村の衝動をそのまま歌詞にした曲
⑩若者のすべて
教科書にも載ったフジファブリックの代表曲。実はリリースした当時は全然話題にはなってなくてBank Bandで桜井さんがカバーしてからじわじわと話題になっていった記憶がある。
陽炎、星降る夜になったら、虹、Sugarとかないの?
なんて思われそうだけど10曲内に入れるのは無理w
前に好きな曲まとめてみようと思ってプレイリスト作ろうと思って作ったんだけど、無理すぎて40曲になって諦めた。
昔の曲しかないし最近の曲入ってないけど本当に名曲が多いなって改めて思ったよ。
ここで供養しておきます
・最後に
20代に一番聴いたアーティストだし今の音楽シーンや自分の今のに多大な影響を与えたアーティストなのは間違いないです。
これから休止に入ってしまうけど、もうフジファブリックとして観れることはないかもしれないけど彼らの音楽は無くならないし、個々の活動や彼らの音楽をこれからも大切に聴いていきたい。
ここまで読んでくれた方本当にありがとうございました。
またどこかで