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顔問題 vol.1

今、皮膚炎で顔と首が真っ赤である。

そう、10年ほど前、引っ越しを機に発症した皮膚炎。首からはじまって上半身に広がったそれは病気レベルだった。出たり引っ込んだりを繰り返しながら自然療法ベースで、ようやく落ち着いたと思えるまで3年半くらい。

その後は、季節の変わり目とか疲れなのか、何かあると首や顔に症状が出るものの、悪化することなく治っていく。そんな状態。

が、この春。久しぶりにその顔と首の真っ赤レベルがすごくなって、皮膚科に行ってみることにした。

そもそも、自然療法に傾倒していた私。
最初の発症の際には何やっても治らない(どころかどんどん広がる)症状に恐怖すら覚えて、皮膚科にも行ったものの、薬の副作用が出て「やっぱり薬はダメだ」となり、結局また自然療法に戻ったという経緯がある。

でもこの春は、逆に「皮膚科に頼ってみよう」という気になった。「薬は悪」みたいになってるのも良くない。そう、自然療法か西洋医学か、ではなく「どっちも」いいとこどりすればいいのではないか。そしてそれは結果、いい結果になった。

春の症状が薬で治って、その後もちょこっと症状があればたまに薬も使って。

けれど、今回の症状が出始めた際、また薬も使ってみたけど効果なく、そして何となく「もう薬はイヤ」みたいな心の声がした。

私の場合、自然療法に出会って「ステロイド剤の弊害」を散々目にしてきたので、ステロイドに対する恐怖心や嫌悪感みたいなものがかなり根強くある。薬全般に対してもそう。だから、使っていてもどこかで「あまり薬に頼るのは良くないな」という思いがあるのだ。


でも。でもね。

これは薬だろうが、自然療法だろうが、そうなんだけど。

人を治すのって、結局、自分の力なんだよなぁ。

自分の生きる力というのか。


最初に発症した時、まさに藁にもすがる思いで、色々な療法を試した。

食事療法。アロマテラピー。ステロイド。漢方。ホメオパシー。温泉。冷え取り。整体みたいなものとか、気功治療とか。電磁波除去の商品とか、良いとされる水みたいなのも買ったっけ。多分覚えてないのもいろいろある。

この、全部に言えることは「どれも効果があった」。

ただし、最初は。

その時の症状を緩和するとか抑えるとか、確かにあるのだ。

でも、続けていくうちに、結局効かなくなってくる。

また症状が、出はじめる。

それを繰り返すうちに、悟ったのは
「西洋医学だろうと自然療法だろうと、それで治るわけじゃない」。
それで症状を抑えたり緩和したりしてる間に体力を回復させて、治っていかせるのは、結局自分の力なんだ。そういうことなんだと。

私の場合、治ったのかな、と感じられるまで3年半くらいかかったけど、その時思ったのは「時が来たから治ったのかな」ということ。
必要な禊を済ませて、必要なことを味わって。
それが終わらないうちは、治らない。

でも、時が来れば、ちゃんと治るのだ。

自分なりの解釈だけど、その、最初の病気レベルの皮膚炎は「大解毒」、デトックスだったのではないのかなと思う。体に溜まった不要なものを、皮膚を通じて排出していたのではないかと(皮膚炎の人は癌になるような毒を肌から排出してる説をどっかで読んだ)。

だから、完全に症状がなくなるのではなく、時折症状が出るのは、ちょこちょことデトックスしてるのかな、とも言える。

そして、私の場合「大きくエネルギーが動いた」と感じる時に、症状も出ているような気がする。

今回の場合、11月頭の新月まわりのさまざまな気づきやインスピレーション、人との関わりの中でこれから進んで行きたい方向へのシンクロなどが多くて「何かが」大きく動いている感があった。

目には見えないけど、これから動いていく方向に向けての大きな意識の改革や、実際繋がってる人とのやり取り。

目に見える、見えない、大きな変化は、やっぱり体にも負担が大きいのだと思う。

それにデトックスも大きなエネルギーの動きも、同時進行だったりするから。


そうそう、個人的には、抜歯(!)という一大イベントもあった。

それは肌にも出ちゃうかもしれない。


つづく。


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