余呉の”トチミツ”を地元・長浜の名産に|びぃふぁむ みつばちの雫・塩のり子さん
── 前職は介護施設でお勤めだったのですね。養蜂家を目指されたきかっけを教えてもらえませんか?
20歳の時から老人介護の仕事を続け、直近では介護支援センターでケアマネージャーを務めていました。ただ、仕事はすごい忙しく自分の時間がなかなか取れないなか、夫が病気になったり、余呉の中河内に住んでいる祖母も高齢という事もあり、数年前から「このままでいいのか」と思っていました。
将来は家族や余呉町中河内で一人暮らししている祖母と一緒に過ごせる時間を増やしたいと、思っていました。それは私の両親が昔友働きだったことから、両親のように祖母が遊んでくれた記憶が残っていたからなんです。そんな感じで、少し時間が経ったときに、主人相談したところ「蜂蜜飼ってみたら?」と言われました(笑)主人は蜂蜜が大好きだったんです。
直ぐにインターネットで「大津 養蜂家」と検索をして、今の師匠に会い、2017年の秋に弟子入り(瀬尾養蜂園)をしました。師匠のもとで学ぶうちに、養蜂の奥深さを知り、だんだんと蜂蜜づくりにのめり込んで行く自分がいました。そして師匠から、祖母が住んでいる、余呉がトチの木の原生林がある貴重な土地であることを教えてもらい栃の花の蜜の採取を始めました。
ハチの気持ちに寄り添う点は、介護と同じ
── 養蜂の仕事の魅力は何ですか?
養蜂と介護の仕事はまったく違いますが、自分が真剣に向き合えば向き合うほど、良い変化がみられる点が似ており、やりがいがあります。あとは、やっぱりお客さんに「おいしい!」って言っていただいたときは、一番うれしいです。
── 将来の夢や目標を教えて下さい。
天然のおいしいミツバチをたくさん届けるためにもミツバチを100群まで増やし、本格的な養蜂場を作りたいと思っています。養蜂の仕事をするようになって、祖母の家の近くに群生し、地元の人にも親しまれている栃から蜂蜜が採れることを知りました。
私は、祖母が暮らす中河内が大好きです。祖母と一緒に暮らす時間を増やし、地元で採れた「余呉の栃の蜜」を名産品にできたらと考えています。
「余呉の栃の蜜」トチミツのご紹介
トチミツは、県内でも珍しい「栃の実の花」から、ミツバチたちが集めてくれた蜂蜜。高い木の枝に咲く白い栃の花の間を飛び回るミツバチたち。彼らに分けてもらった蜂蜜は、透き通った琥珀色で、口に入れるとミントのような爽やかな風味が口いっっぱいに広がります。
皆さまにも、ミツバチたちからのおすそ分けを...
商品の問い合わせ:びぃふぁむ みつばちの雫
090-8120-9338
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