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誰にとっても居心地の良い場所に〜長浜市立長浜図書館〜

長浜図書館は、昭和58年に開館した朝日町から令和元年12月に高田町のさざなみタウン内に移転しオープンされました。

1階には小学校高学年から高校生くらいまでの子供から大人へと向かう世代に向けたYA(ヤングアダルト)の本棚や、一般向けの日本の小説やエッセイなどが並べられている読み物の本棚があります。

YAの本棚にあるイラスト付きの壁

このYAコーナーの壁にあるイラストは令和3年に
滋賀県立大学の学生に書いてもらったものだそうです。この可愛らしさイラストと館内の雰囲気がマッチしており、とても明るい印象になっています。

2階には日本十進分類に基づいてあらゆるジャンルが並べられた知識の本棚や趣味や生活などテーマ毎にまとめられたテーマの本棚、参考図書や新聞などの調べ物の本棚、滋賀県内に関する地域資料が揃った公開書庫、児童向けの絵本や読み物が並ぶけやきっ子の本棚があります。

テーマの本棚

3つのオブジェ

この長浜図書館には3つのオブジェがあります。これは旧長浜図書館にあったもので、移転と同時にこちらに移ってきました。以前から旧長浜図書館を利用していた方に、懐かしさを感じてもらいたいという思いで持ち込まれたそうです。

長浜図書館で働いている方にインタビューさせていただきました!

普段カウンター業務や返却された本を本棚に戻す作業、新しい本の受け入れなどを行っている司書さんたち。今回はその司書さんたちにお話を伺いました。
Q1.近年と昔では図書館の使い方はどのように変わっていますか
「知りたいものを調べる」というのは今も昔も変わらないのですが、最近はインターネットの普及によって調べ物の数が減ってきているのが現状です。インターネットで調べるのは簡単ですが、信憑性に欠けるものもあります。一方で本は著者が責任を持って書いているので信憑性が高いという魅力があります。なのでもっと多くの人に本に興味を持ってもらいたいです。
Q2.これから図書館がどのような場所になってほしいと考えていますか
何か困ったことがあったら、「図書館に行こう」と気軽に立ち寄ってもらえる場にしたいです。どういう本を読んだらいいかなど、一冊でも満足できるものを持って帰っていただけるように相談もお受けしています。本の力を使って少しでもみなさんの日々のくらしが豊かになればと思っています。
また、理由がなくても立ち寄りたいと思える、誰にとっても居心地の良い場所にしていきたいです。

取材に協力いただいた図書館の方々

取材を終えて

インターネットが普及し、本離れが進む時代ですが、久しぶりにたくさんの本に囲まれ、「やはり本っていいな」と思えた1日でした。図書館から外へ出られるメルシュディック・テラスで風を感じながら本を読むのもいいかもしれません。


ライタープロフィール
滋賀県立大学 1回生 れな
友人と長浜に訪れた際に長浜のレトロで美しい町並みに魅力を感じインターンに参加しました。趣味はカフェ巡りです。よろしくお願いします

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