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長崎大学の入学式をリポート!

4月4日(火)、麗らかな春の日に、長崎大学は入学式の日を迎えました。長崎県の桜の見頃は過ぎていましたが、文教キャンパス正門前の桜はこの日が満開。晴れやかな新入生が、保護者に見守られながらカメラに笑顔を向けていました。
この素晴らしい日を、浜田久之副学長がリポートします!

河野茂学長(左)と浜田副学長(右)。式直前、河野学長に新入生へのメッセージをお願いしました。「長崎大学での日々で、大きく飛躍してほしい」との願いを込めて。

副学長インタビュー「あなたの夢は何ですか?」

会場の長崎ブリックホール前で待機する新入生に恒例の副学長インタビューをしました。

入学時から明確な夢を持っている多文化社会学部の3人。 「アフリカで国際協力活動にあたるべく、JICAの海外協力隊員を目指しています」と代表の新入生(真ん中)。両サイドのお二人は「世界をステージにするフィールドでバイヤーの仕事に就きたい」「英語を武器に翻訳を仕事にしたい」と、いずれも未来像は具体的です。すごいなー!と感心しきりの副学長でした。
医学部保健学科看護専攻のお二人です。代表の新入生(真ん中)の夢は助産師。長崎大学で取得するためには大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻に進んで、助産師養成コースを受講する必要があります。医療の未来を担うであろう若者の意気込みに触れました。心強いです!
教育学部の新入生のお二人は長崎市内の出身。母校を尋ねるとなんと副学長と同じ長崎東高校! 後輩先輩での1枚になりました。夢は「地域を盛り上げる先生」。副学長も「長崎を盛り上げることに繋がる」ことを常に念頭に置いて高大接続の活動を進めています。若き同志とガッツポーズ。

4年ぶり、通常対面での入学式

令和5年度、長崎大学は学部生1663人、院生500人、あわせて2163人の新入生を迎えました。人数制限がない入学式は4年ぶりです。目の前で新入生を迎えられることを、同席した参加者全員が感慨深く、喜びを噛み締めました。
今回の式では、誇りを持って長崎大学で学んでもらいたいと、学長講演「長崎大学の歴史」が組み込まれました。

ロマンツアー合唱団による学歌斉唱。歌詞には出島、鶴の港(長崎港)、稲佐山などの風景が登場します。歴史深く、唯一無二の魅力的な環境の中で培われていく長大生の精神について歌い上げられました。
入学生宣誓では水産学部の河間楓さんが登壇。「学業に励み、人格の修養に努め、長崎大学生としての本分を全うすることを誓います」と述べました。
河野学長は告辞で「君たちは長崎大学丸に乗り込んだ私たちの仲間です。待ちに待った大冒険の始まりを前に3つの基本的なことを心に留めてください。1つ目は助け合える仲間を作ること。2つ目は自ら行動を起こす力を身につけること。3つ目は大きな視野を持ち、問題解決に挑む人間になること、です。そして、長崎大学の理念である社会の調和的発展に貢献する人を目指してください。さぁ、出発。私たちは、君たちの勇気ある行動、大冒険を全力でバックアップします」と呼びかけました。
その後、行われた学長講演「長崎大学の歴史」。江戸時代に医学部の源流である西洋医学講義が行われたことから始まり、今に至る10学部のそれぞれの起こり、長崎大学の卒業生でノーベル化学賞受賞者となった下村脩博士などの先輩方、プラネタリーヘルスに貢献する研究などについて紹介しました。

終わり……と思いきや、 浜田副学長登場‼️

さて、入学式終了後に幕は降りましたが、それで終了ではありませんでした。今年度の新たな試みとして「附属図書館ガイダンス」が催されたのです。壇上に立ったのは浜田副学長です。「おめでとうございます!」の声と共に、厳かな入学式は一変。浜田副学長の呼びかけで、隣同士とのコミュニケーションや、会場丸ごとウェーブが起こりました。会場は一気に和やかでアットホームな空間となり、新しい友達との語らいが生まれた頃、すべてがつつがなく終了しました。

「まずは隣の人、後の人、周りの人に"おめでとう!"と挨拶してください」と浜田副学長。恐る恐る立ち上がり、初対面の同級生たちと目を合わせると誰もが自然と笑顔に。グータッチで挨拶をする新入生。

新入生全員でウェーブ。会場が一体になりました。

附属図書館の魅力を伝えた後、広報活動を手伝ってくれる学生広報スタッフ募集について説明し、応募を呼びかけました。

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