本を作りたい
人生の楽園という番組で、真鶴にある道草書店のことをやっていた。
本を注文に来た女性、紙には「植本一子 滝口悠生 さびしさについて ちくま文庫」と書かれている。わたしは、植本さんも滝口さんも好きな作家さんなので、おお、と思った。
本屋にやってきて、好きな本を選び、店主が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、本の話をして帰る。
なんていい時間、わたしもそういう過ごし方をしてみたい。
だけど、本当は、最近本屋に行っても、以前よりわくわくしない。若い頃は、本屋が大好きで、どこへ行っても本屋を探して入ったし、本屋にいれば楽しくて幸せだった。
子どもができたことや、自分で小説や詩を書くようになったことが、どういう風に影響しているのかはわからない、はっきりした原因はうまく言葉にできないけど、その辺のタイミングから、だんだん本屋に行ってもそれほどわくわくしなくなった。
けどまあ、相変わらず本屋は好きだし、本も毎日読んでいる。
道草書店のことをテレビで観ていて、本を作りたいなーとぼんやり考えた。書いた小説や詩を、自分で好きにデザインして本にして売りたい。近い将来、できたらいいな。
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