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拝啓、代々木公園さん、大好きです。

人は成長すると、「美しい」と思える対象が増えるみたいだ。 数年ぶりに、東京の代々木公園に歩きに行った時の事。 8年間東京に住んでいた時は、日々の生活に疲れ果てて、代々木公園に植えられた木々たちを見て、 「あのね、こんなのは所詮、人工的なジャングルだよ」 「田舎の自然ってのはこんなのじゃない」 なんて、相当にひねくれたことを一緒に歩いていたボーイフレンドに話していた。(本当に代々木の木々に申し訳ない) 美しい物より、美しいと思える心。 それが、東京を離れ、数年田舎

    • うちの社長は、とにかく器が広い。

      私が働いているお店は、創業70年ほど経つ寝具店なのだが、 ここで働くことを決めた理由のひとつは、「社長のお人柄」だった。 うちの社長は、とにかく器が広い。 小さい器と大きい器。 いい悪いではないが、大きい方が美しいし、そういう人の下で働きたい。 社長は日々、 「自分は、正しさよりも、美しさを選びたい。」と言う。 この言葉を初めて聞いた時、驚きとともに感銘を受けた。 何でも白黒ハッキリつける現代は、「正しさ」という鉾と盾で、いつも誰かと誰かが戦っている。 だから

    拝啓、代々木公園さん、大好きです。