iOS15・iPadOS15がリリースされました

いよいよ、本日（2021/09/21）にAppleからiOS15とiPadOS15がリリースされ、早速私も保有のiPhone11 ProとiPad Air4のアップデートを行いました。
ちなみにiOSのアップデートには２種類あり
１．端末単体でのアップデート方法
２．iTunes経由でのアップデート方法
この２種類がありますが、この記事を執筆段階で本日更新されたiTunes12.12のWindows版に不具合があり、更新するとiTunesそのものの起動が不能になる現象がありますので、バージョンアップする方は１の方法で行ってください。

今回の更新内容は先日発表されたiPhone13や新型iPad miniをより使いやすくするための機能が踏んだんですが、それ以前の端末でも画期的なものが出ていますので、ここでは少し簡単に内容をまとめていきたいと思います。

もっとも今回のアップデートで興味深かったのはiOS15・iPadOS15への更新を任意で選択できるようになった点であります。
これまではどうしても更新できない場合に限り任意でメジャーバージョンの更新をしないという選択ができた時もあったが、今回に関してはバージョンアップ対象機種であったとしても任意で選択できるようになっていた点は最も興味深いポイントでした。
どうしてもメジャーバージョンアップの初期段階は不具合があったりするなどリスクも伴うため、そういったユーザ向けに配慮しているのは大きいと思います。

そして今回のアップデートの大きな特徴は「集中モード」と「写真のテキスト認識表示」かなと私的には思います。

集中モード

集中モードは読んで字の如くでiOS利用ユーザが集中したい事柄に基づき通知をフィルタリングしてくれる仕組みで、これまでも「おやすみモード」や「睡眠」というのはありましたが、それとは別にカスタムで設定することができるようになりました。
また、今回の集中モードではホーム画面に表示するアプリやウィジェットも制御することができ、より集中した環境（雑念のない環境）で作業することができるようになったのも特徴と言えます。
ただし、同一AppleIDで紐づいている他の端末も自動的に集中モードに切り替わりますので、その点に関しては注意が必要となります。

写真のテキスト認識表示

この機能も非常に優れものだと感じている機能の一つです。
撮影した写真から文字をコピペで抜き出したい時などあるかと思います。
そういった時はこの機能を使うと日本語に関しては１００％の制度ではないですがコピペすることもできたりします。

実際にこのような写真を撮ったとして、右下にグレーバックで「三」となっている項目があると思いますが、そこをクリックすると

このように抜き出せる部分がハイライト表示される仕組みになっています。
このハイライトされている部分は実際にコピー＆ペーストができますので、メモやその他のツールに文字情報として貼り付けることも可能です。

ただし、この機能がネイティブに対応しているのは英語・中国語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語となっており、日本語はサポートされていません。
また、この機能はデフォルトでは有効になっていないため有効にする必要があります。
「設定」→「一般」→「言語と地域」→「テキスト認識表示」をONにすることで有効になります。

但し、先程も記載したようにサポートされている言語が設定されていない限りこの機能は有効になりません。
日本で購入したiPhoneやiPadは通常であれば登録されている言語が「日本語」のみになっていますので、前述のいずれかの言葉を組み込む必要が必ずあります。
（私の端末はフランス語が設定してあるので認識できるようになっています）

まとめ

本当に、iOSやiPadOSは毎回メジャーアップデートのタイミングでユーザをあっと驚かせるような機能が必ず入ってきます。
今回ご紹介した２機能以外も様々な機能改良なども加えられております。
但し、冒頭にも記載した通りデビュー直後のOSは不具合も少なからず存在しますので、その辺りのリスクをしっかりと理解された上で新OSを利用されてみてはいかがでしょうか。
今年は、Windowsも11が出るようでそちらも注目したいと思っています。