コロナ第4波について思うこと

2021年4月16日に日本政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長から、今我々に求められる対策としてかなり強めのメッセージが発出されました。
それは『最も重要なのは接触機会の削減を行うことだ。感染が拡大している地域との往来を避けることはもちろん、その地域の中でも接触機会を減らすことが、変異株対策としても極めて重要になっている』
現在、10都府県にまん延防止等重点措置が発令され、これまでも苦境にさらされてきた飲食店などに対して時短要請が発出されている。
そして、2021年4月19日に大阪府の吉村知事が日本政府に対して緊急事態宣言発出の要請を出したというニュースが飛び込んできました。
また、東京都の小池知事も今週の後半には緊急事態宣言発出の可否を決めるとの発言もあります。
私自身も毎日京都の中心部にある店舗で小売店の販売協力のお手伝いをしていますが、桜のシーズンも含めて本当に人出が少ないのを実感していますが、一方で夜の時間帯には木屋町など繁華街には多くの若者が集い、飲食店閉店後にもコンビニエンスストアで買ったと思われる缶ビール片手に談笑している姿を見ると、このような状況になるのは致し方ないかなぁと思っています。
感染症対策も経済を回すことも大切です。
そして、何よりも未来を担う子供たちの教育の場を奪ってはいけないと思います。
今すでにそのような状況が起こりつつ(というか、大阪府ではすでに起こっています)あります。

そのような中で私たちには何ができるのかを考えた際に、尾身会長の仰るように人と人との接触を極端に減らすことだと思います。
みなさんも記憶を思い起こしてください。
昨年、日本でも新型コロナウイルスが蔓延し当時の安倍晋三内閣総理大臣が初めての緊急事態宣言を発出しました。
その際に当時の北海道大学教授であった西浦博氏が接触8割削減を求め、8割おじさんと称されていたのは記憶に新しいと思います。
まさに、今の日本に必要なことはこれだと思います。
今、政府をはじめ各自治体の首長は「不要不急の外出を自粛」という抽象的な表現をしていて、この言葉の解釈が人それぞれ異なるためにどうしても意見の喰い違いが起こりトラブルになることも多々あると思います。
でもこれは致し方ないことだと思っています。
もし、日本政府が大阪府に対して緊急事態宣言の発出をした際には大阪府としては第1波の時同等、もしくはそれ以上の強い措置を講じることになると想定されます。
本気でここで封じ込めないと日本全体がとんでもないことになると思いますし、もちろんこれまで長い間にわたり国民一人一人が辛抱してきて辛い気持ちもわかります(無論私も同じ気持ちです)が、今の状況を無視して永続的にしんどい思いをするか、少し思いとどまってこの感染症を最小限に食い止めるように努力するか。
皆さんならどちらを選ばれるでしょうか。
本当にここが正念場だと思います。

私自身も早く元の生活に戻りたいと願ってやまない一人です。

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