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ライフラインについて考える

今日はライフラインについて考えたいと思います。

2021年8月21日の16時頃に東京都新宿区山吹町と早稲田鶴巻町の一部と文京区関口1丁目の一部の6,507戸において都市ガスの供給ができない状況になり、この記事を書いている8月24日時点でもまだ完全復旧していない状況が続いているとのことです。

私自身も以前に今回の対象地域である文京区関口1丁目に住んでおり、もしまだそこに住んでいたら今回のトラブルに見舞われていただろうなぁと感じながらある意味自分ごととしてこの報道を見ておりました。

ガスだけではなく電気や水道、そしてインターネットといった生活に欠かせないものは非常に多く、ここ数年の災害などでこれらのライフラインが閉ざされるケースは非常に多くなっています。

実は東京オリンピックが開催される前に中国内陸部の河南省で豪雨災害が発生しました。

中国は言わずと知れたサイバー先進国です。
国民の多くがスマートフォンを持ち、AliPayやWeChatPayなどのキャッシュレス決済の仕組みを搭載したアプリが生活する上で必需品になっております。
実は今回の河南省のケースではインターネットが使えなくなったために物々交換やツケ払いをせざるを得ない状況になったようです。

現地在住者の微博(Twitter中国版のようなもの)によると、豪雨からしばらくの間はインターネット信号がほぼ無くなり、2G回線が生命線になったようです。
2Gは回線速度で言うと2KB/sというほぼゼロにちかい通信速度で、ショートメールやメッセージアプリのWeChat(微信)からテキストメッセージが偶然に送れるレベルだったようです。
そういった回線速度だったので、マンションの高層階には到底届くことがなく、高層階の人と下層階の人の会話が「下のフロアは電波届いてますか?」が挨拶がわりになってたようです。

こういったことを考えると、必ずしもキャッシュレス決済がいいというわけでもなく、日本のように併用できる環境が一番いいのかもしれません。
そして、何よりも緊急時を想定してバックアップ体制をしっかり取ることや日頃のライフライン網の確認を怠らないことが大切だと思います。

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